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光回線の工事内容は?準備すべきことや費用についての疑問を解決!
光回線開通には工事を行う必要があり、ユーザー側で準備しておくべきこともたくさんあります。費用についても期間限定キャンペーンなどを利用しないと高くなりがちです。この記事では、光回線工事の準備や費用を解説していきます。
目次
1光回線工事をする前の準備
もしも光回線を申し込むなら、工事をする必要があります。以下、光回線工事をするために準備しておくことを紹介します。
工事の日程を決める
光回線工事の申し込みをすると、プロバイダーからオペレーターを通じて連絡があります。その際に、工事の日程を調整しましょう。基本的に、工事日程はユーザーの都合を優先してくれます。ただし、土日を希望する場合には、3,000円前後の追加料金がかかってくることも多いので注意しましょう。
また、スケジュール面からしても土日は問題になるリスクが出てきます。多くのユーザーが土日で工事を済ませたいと考えるため、予約が集中しがちです。その結果、平日に工事を行うよりも予定がずらされるリスクが高くなり、光回線の導入が遅れてしまう可能性があります。
パソコン周辺機器を準備する
工事が行われるときには、パソコン周辺機器が一式、そろっている状態にしておきましょう。光回線が開通しても、パソコン周辺機器がないと工事が成功したかどうか、すぐに確認できないからです。前提として、パソコンさえ購入しておけば大きな問題にはなりません。光回線では「光ファイバーケーブル」を室内に引き込み、光回線モデムを中継してパソコンとつなげます。工事が上手くいっていれば、即座にインターネットが使用可能です。
一方、パソコンを複数台使いたいなら、無線LANも事前に用意しておかなくてはいけません。ただし、無線LANのレンタルを請け負っている業者もあります。無駄な出費にならないよう、プロバイダー側に確認をしましょう。
2光回線工事の基本的な内容
さまざまな工程によって、光回線工事は成り立っています。スムーズに工事を終えるには、何が行われるのかを具体的に知っておくといいでしょう。ここからは、光回線工事の基本的な内容を紹介していきます。
光ファイバーケーブルの引き込み
原則として、光通信では電線が「伝送媒体」となっています。つまり、電線とモデムを接続させないと光回線は使用できません。一般家庭で光回線を開通させるには、光ファイバーケーブルを使います。そして、光回線工事においてもっとも時間と労力が割かれるのが、ケーブルを電柱から引き込む作業です。
基本的には、近隣の電柱からケーブルを引き込む流れです。しかし、そのためには家屋に隙間がなければいけません。エアコンの通気口があれば利用できるものの、まったく隙間がない家では新しく壁に穴を開ける必要があります。
光モデムとの接続
室内に光ファイバーケーブルを引き込んだら、今度は「光モデム」とつなぎます。光モデムとは、光信号を電気信号へと変換するための機材です。電線で信号は光として伝送されてきます。だからこそ、光回線は「速度が優れている」と評されています。しかし、光のままではパソコンに信号が伝達されず、インターネットを使えません。
モデムによって光はパソコンに伝わる電気信号へと変わるため、光回線利用には欠かせないアイテムといえます。ただし、光ファイバーは曲げられると機能しにくくなるという性質をそなえています。そこで、モデムとつなげるときに用いられるのが「光コンセント」です。光コンセントは多くの家庭に設置されているので、工事の前には位置を確認しておきましょう。
パソコンと光モデムとの接続
光回線開通は、モデムとルーター、パソコンの接続をもって完了となります。あまりパソコンやインターネットに詳しくない人は、周辺機器をつなげる作業に手間取りがちです。ただし、周辺機器にはCD-ROMや説明書などが付属しているケースが大半です。その中で、丁寧に接続方法が説明されているので、手順どおりに進めていけば初心者でも作業は楽に行えます。
なお、ほとんどの光回線工事では周辺機器の設定まで含まれていません。ただ、プロバイダーや光回線サービスによっては、接続の手助けもしてくれます。もしも機械に弱くて周辺機器に正しく接続できるか不安なのであれば、サービスに含まれている業者を探してみましょう。
3光回線の工事にかかる時間と開通期間の目安
実際に光回線工事を行う際、立ち合うべきか不安な人もいるでしょう。もしも立ち合いが必要なら、長時間の工事は負担になってしまいます。また、申し込みから光回線の開通までかかる期間も気になるところです。この段落では、工事や開通期間の目安を紹介します。
工事にかかる時間の目安
光回線の工事では、ユーザー本人が現場に立ち合わなくてはいけません。そして、配線の位置の確認や工事内容の許可などを行います。壁に手を加えるなどの作業では、本人の承認なしに進められないでしょう。ただし、工事の時間は長引いても2時間ほどで終わります。また、すでに光回線がつながっているマンションなら、1時間以内に終わるケースも珍しくありません。立ち合いが大きな負担になることは稀です。
一方で、工事の時間はさまざまな条件によって変わります。建物が複雑な構造だったり、天候が悪かったりすると想定外のタイムロスになるので、気をつけましょう。
開通期間の目安
工事が完了すれば、光回線はすぐに開通します。そのかわり、申し込みから工事が行われるまでの期間があくこともあります。あくまで目安ではあるものの、おおよそ1カ月はかかると踏まえておきましょう。
特に、土日の工事は希望が殺到するのですぐに対応してもらえる可能性は低いといえます。1カ月以上待たされるケースも珍しくありません。また、光回線がない賃貸マンションでは、工事に際して管理会社の承認を得る必要が出てきます。手続きに時間がかかるほど、工事までの期間も長くなっていくでしょう。さらに、申し込み時期も開通期間を左右します。新入生や新社会人の申し込みが固まる3~4月は繁忙期となります。4月は公務員の異動時期でもあるので、ほかの時期よりも後回しにされる確率が高いでしょう。
4光回線の工事を依頼する際の注意点
工事の申し込みをしたとしても、トラブルが起こるリスクもあります。よくあるトラブルを知っておくと、当日もパニックにならず対応できるでしょう。ここからは、光回線の工事で注意したいポイントを挙げていきます。
申し込みの内容を記録する
光回線の工事は、インターネットから簡単に申し込みができます。しかし、その場合はやりとりのほとんどが電話で行われます。業者に現状が上手く伝わらず、工事当日になってからトラブルを招くこともあるでしょう。工事のスタッフに電話の内容を説明しても、どうしようもないケースがほとんどです。
後に水掛け論を招かないようにするには、「やりとりを記録すること」が大切です。電話で対応した担当者、日時などをメモしておき、いざというときは伝えられるようにします。また、細かいやりとりの内容も控えておきましょう。
工事が延期になることもある
光回線の工事がスムーズに行われるとは限りません。さまざまな要因から延期にされる可能性もあるので注意しましょう。
たとえば、「配管不良」を起こしている家屋では、すぐに工事がしにくくなります。新築物件で配管不良は見られにくいものの、古い物件では配管が切れていることもありえます。その場合、光ファイバーが通らないので、まずは配管を修理しなくてはいけません。また、「契約問題」も工事を遅らせる原因です。プロバイダーを乗り換えて光回線にするなら、解約手続きが必要です。手続きがなされていないと、切り替えの工事ができなくなることもあります。工事日までに手続きを済ませたうえで、撤去する機材がないかも確認しておきましょう。
5光回線にかかる工事費用の相場と注意点
工事を依頼すると、費用の見積りが算出されます。費用の概算はユーザーの生活環境などによって左右されるので、できるだけ安くなる方法を調べましょう。費用の相場と一緒に、注意点も踏まえておくことが大切です。
工事費用の相場
業者によって工事費用は変わるものの、あくまで目安とするなら戸建てで「18,000~40,000円(税抜)前後」です。また、マンションなら「15,000~40,000円(税抜)前後」となるでしょう。工事の内容によっては、さらに料金が上がる場合もあります。そのかわり、多くの業者が分割払いに対応しているので、大きな負担にはなりにくいでしょう。
費用に関する注意点
光回線工事の費用は、サービス回線を選ぶことで抑えられます。ただし、サービス回線は期間限定だったり、条件があったりするので、さまざまな業者を比較検討しましょう。中でも、お得だといえるのは「工事費無料」のサービス回線です。ドコモ光は工事費無料キャンペーンを定期的に展開しており、その場合、契約事務手数料のみで光回線を開通できます。
6光回線工事のトラブル事例
業者が来た後で、光回線工事にトラブルが発生するのは避けたい事態です。よくあるトラブルを踏まえて、懸念される要素を取り除いておきましょう。この段落では、光回線工事で考えられるトラブルの事例を紹介していきます。
配管不良により開通工事ができない
光回線工事で深刻な障害となるのが「配管不良」です。光ファイバーケーブルは配管から、電話回線のモジュラージャックに通すことが一般的です。しかし、配管が古くなって途中で切れていると工事が不可能になってしまいます。特に、長年使われている電話線の配管だと不良を起こしている危険が高くなるでしょう。
配管不良が発覚すると、まずは修繕の工事を行わなくてはいけないので回線開通が先送りされます。築年数が古いマンションや家屋だと配管のトラブルは珍しくないので、工事業者が来る前にチェックしておくのが得策です。
穴を壁にあけることができない
光ファイバーケーブルをどのように引き込むかも、工事のトラブルになる要因です。
特に、壁に穴を開けなくてはいけないケースでは慎重に判断しましょう。戸建てに光回線を開通させる際は、電話回線の配管やエアコンダクトに光ファイバーケーブルを通します。そのため、基本的には壁に穴を開ける作業は発生しません。それでも、家屋の構造によっては壁に穴を開けるしかケーブルを引き込む手段がないケースもあります。この点を理解しておかないと、工事当日になって「家を傷つけるなんて聞いていない」という誤解につながりかねません。
また、賃貸の住宅やマンションでも事態は複雑です。賃貸ではオーナーの許可がないと穴あけができません。そして、物件に傷がつくことをよく思わないオーナーもいます。当日になって許可が得られなかったり、許可がないまま工事を行ったりすると大きな問題になるので、確認は早めにとりましょう。
隣人の部屋のベランダに入らなければならない
光回線工事では隣人への配慮も大切です。マンションなどの集合住宅では、工事の際に隣家のベランダへと立ち入らなければいけないこともあります。そんなとき、あらかじめ話ができていないと怒りを買ってしまうでしょう。
また、万が一、花壇などを壊してしまうと賠償問題にもなりかねません。開通工事をするなら念のため、隣人の許可を得ておくのが無難です。さらに、電柱と自宅の位置関係によっては、隣家の庭の上をケーブルが通る可能性もあります。上空も敷地に含まれるため、やはり隣人の許可が必要です。もしも許可が得られないと、工事を行うことはできません。
相手の機嫌を損ねないよう、丁寧な物腰でお願いする姿勢を崩さずに交渉を行いましょう。
電線が地下に埋まっている
光回線を開通させるにあたり、厄介なのが「電柱が地下に埋まっている」ケースです。景観上の理由から、電柱を埋設する地域は増えています。しかし、地下の電柱からケーブルを室内に引き込むのは難しいので、業者によっては工事に手間がかかります。あらかじめ業者に電柱の位置を伝えて、対策を考えてもらいましょう。
光回線事業者の中には、地下の電線や光ファイバーケーブルへの対処法を編み出しているところも少なくありません。こうした業者に工事を依頼すると、当日の流れはスムーズです。電柱が地上にない地域の工事では、業者選びの基準にしてみましょう。
行政の許可が必要なケースがある
光回線工事が可能かどうかは、自宅のエリアによって決まります。光回線事業者のサイトなどを見ると、光回線の対象エリアが記載されています。
ただし、エリアに自宅が含まれているにもかかわらず、実際には光回線が届いていないケースも珍しくありません。その場合、光回線を自宅周辺まで引き込むための工事が別途必要となります。そして、この工事によって回線が国道を横断するのであれば、行政に許可をとらなくてはいけません。許可が確認できないと業者が工事を引き受けてくれないこともあるので、自宅がどんなエリアで、光回線は届いているのかを調べておきましょう。
7ドコモ光の光回線工事内容と費用は?
回線工事では、「自宅の中まで手を加えられるのではないか」と不安になっている人も多いでしょう。また、費用が最終的にどれほどなのかも知っておきたいところです。ドコモ光の回線工事の詳細と、条件別の費用について説明します。
工事内容
ドコモ光では、「派遣工事」と「無派遣工事」の2種類を選べます。まず、派遣工事はユーザーの自宅にスタッフが赴き、作業を行う仕組みです。 回線終端装置 、VDSL、 終端装置 ドコモ光電話対応ルーターといった工事に必要な機器は、スタッフが持ち込んでくれるのが特徴です。
一方、無派遣工事ではユーザー宅での作業が発生しません。NTT局内にて工事は完了します。周辺機器については事前に送付されてくるので、工事に合わせて設定します。いずれの工事になるかはユーザーの設備状況に左右されるので、必ずしも希望が通るわけではないと把握しておきましょう。
工事費用
ドコモ光の開通工事費は、派遣工事と無派遣工事でやや異なります。まず、派遣工事は戸建てもマンションも18,000円(税抜)ほどです。無派遣工事は戸建てでもマンションでも20,00円(税抜)です。つまり、派遣工事を選ばざるをえないユーザーは、無派遣工事よりも負担が大きくなってしまいます。キャンペーンなどで安くなったりすることもあるので、キャンペーンが行われていないか確認をしてできるだけキャンペーン実施期間に申し込むとお得になります。
この記事の監修者
GMOインターネットグループ株式会社
事業統括本部 宮崎オフィス マーケティングチーム所属
プロバイダーサービス「GMOとくとくBB」マーケティング担当者/光回線のエキスパート
2015年にGMOインターネット株式会社(現・GMOインターネットグループ株式会社)に入社後、宮崎オフィスのマーケティングチーム立ち上げに参画し、GMOとくとくBBで販売しているモバイルWi-Fiや光回線全般のマーケティングに従事。
現在はドコモ光やauひかりを中心に光回線全般のマーケティング担当をしながら、光回線のエキスパートとして当サイト「Smafi(スマフィ)」や回線系WEBメディア「とくとくBB通信」などさまざまな媒体の監修で活躍中。