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WiMAXのハイスピードプラスエリアモードのメリットや注意すべき点とは?
WiMAXのハイスピードプラスエリアモードの仕組みをご存知でしょうか。聞いたことはあるけれど、詳しくは分からないという人も多くいるでしょう。この記事では、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードのメリットや注意点について説明します。WiMAXのハイスピードプラスエリアモードについて気になる人は、ぜひ読んでみてください。
目次
1WiMAXのハイスピードプラスエリアモードとは
まずWiMAXのハイスピードプラスエリアモードとは、どのようなものなのかを知りたいという人もいるでしょう。ここからは、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードとは何かについて、WiMAXの仕組みも含めてハイスピードプラスエリアモードの特徴を説明していきます。どのような特徴があるのか、詳しくみていきましょう。
2WiMAXの仕組み
ハイスピードプラスエリアモードというのは、WiMAXの通信手段のことを指していますが、まず、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードについて説明をする前に、WiMAXの仕組みについて説明します。
WiMAXとは、正式には携帯電話の3GやLTE等と同じ移動体通信方式の(世界基準の)規格の一種のことをいいます。家の中だけでインターネット回線を開通させる場合は、別途そのための工事が必要となるため、時間や手間がかかってしまいます。
しかし、WiMAXはそのような工事が不要で、通信機器が届いたらすぐに利用できるのが特徴です。機種によってはコンパクトサイズなものもあるので、持ち歩きもできて便利です。なお、WiMAXは人口カバー率が高く、提供エリアマップを使って自分のいる場所が利用可能か簡単にチェックすることもできます。
3WiMAXのハイスピードプラスエリアモードの特徴
外出先でも手軽に使うことができるWiMAX ですが、そのWiMAXのハイスピードプラスエリアモードの特徴にもさまざまなものがあります。そもそも、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードとは、WiMAX 2+とLTEの2つを使い分ける通信手段のことです。
LTEとは、携帯電話通信規格のひとつで、従来の通信をさらに高速化させたもののことをいいます。WiMAX 2+とLTEの2つを使い分けることで、通信範囲の拡大や通信速度の安定に繋がっているということです。たとえば、WiMAXの通信機器を持っていても、通信可能範囲から外れていればインターネットに繋ぐことができません。
また、通信速度が不安定であれば、調べ物をしているときや、動画などを観ているときに不具合を感じてしまう可能性があります。そのため、WiMAX 2+とLTEの2つを使い分けることは、快適なインターネット環境を整える上でも重要であるといえるのです。
4WiMAXのハイスピードプラスエリアモードのメリット
ここからは、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードのメリットについて紹介していきます。WiMAXのハイスピードプラスエリアモードのメリットとしては、通信速度が速いことや通信エリアが広いことに加え、通信が安定していることを挙げることができるでしょう。WiMAXハイスピードプラスエリアモードだからこそのメリットが多くあるのです。
通信速度が速い
WiMAXのハイスピードプラスエリアモードのメリットとして、まず、通信速度が速いという点を挙げることができます。これは、ハイスピードプラスエリアモードはWiMAX 2+とLTEは種類の異なる2つの電波を利用する「キャリアアグリゲーション」という技術を用いているために実現しているものです。
この技術は、2つの電波を束ねて利用できるので、1つの電波を利用するよりも多くの電波をキャッチできるという仕組みとなっています。そのようなキャリアアグリゲーションを用いることで、一気に大量のデータを受信することが可能になるのです。
また、下り最大440Mbpsの高速通信が可能となるのもキャリアアグリゲーションの効果であるといえるでしょう。使用環境によって異なるものの、これだけの高速無線通信を利用できるのは大きなメリットといえます。
通信エリアが広い
WiMAXのハイスピードプラスエリアモードのメリット2つ目としては、通信エリアが広いという点を挙げることができます。WiMAXのハイスピードプラスエリアモードは、そもそも通常のWiMAX回線(ハイスピードモード)の通信エリアに比べて通信エリアが広くなっているのです。
それに加え、WiMAX 2+が届かないエリアに関しては、対応エリアが広いLTEがカバーすることができるので安心です。WiMAX 2+が届かない部分もLTEで対応できるのは、キャリアアグリゲーション技術が備わっているからであるということです。
ちなみに、通信エリアは、地方や山間部にも対応しています。そのため、地方や山間部に行くことがあっても、多くの場合、安心してインターネットを繋ぐことができます。
通信が安定している
通信が安定しているというのも、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードのメリットとして挙げることができます。WiMAXのハイスピードプラスエリアモードでは、WiMAX 2+とLTEという2つの電波を利用しているため、繋がりにくい場所もどちらか片方でカバーすることができ、電波が途切れにくいという特徴があるのです。特に、LTEは大きな建物も回り込むことができるので、電波が遠くまで届きやすくなっています。
このほかにも、地下鉄や新幹線など通信が乱れやすい場所でも対応できるのも特筆すべき点となるでしょう。通常は、トンネルの中や電車の中では、電波が繋がりにくくなることが多いため、それを苦痛に感じていた人も多くいるかもしれません。しかし、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードを利用することで、そのような不便な思いをしなくてもよくなります。
5WiMAXのハイスピードプラスエリアモードの注意点
WiMAXのハイスピードプラスエリアモードには、メリットも多くありますが、注意点もあります。ここからはWiMAXのハイスピードプラスエリアモードの注意点について紹介します。
具体的には、通信の制限があること、ハイスピードモードも制限されること、契約プランによって追加料金が発生することを説明していきます。契約する場合は、その前に注意点を確認しておく方が良いでしょう。
通信の制限がある
WiMAXのハイスピードプラスエリアモードの注意点としては、まず、通信の制限があるということが挙げられます。ハイスピードプラスエリアモードのメリットとして、通信速度が速いという点があるものの、1カ月で7GBを超えると、その月の末まで通信制限がかかってしまうのです。
制限なく常に同じ速度で使えるということではないので、気を付けなくてはいけません。通信速度は送受信最大128kbpsまでとなっています。制限されていないときには、下り最大440Mbpsの高速通信が可能であるため、制限がかかると使い方によってはその差を大きく感じることになるでしょう。
万が一、通信制限が発生するとインターネットにアクセスしにくくなってしまいます。繋ぐことができないという心配はありませんが、使い方によってはかなり不便に感じることもあるでしょう。
ハイスピードモードも規制される
ちなみに、ハイスピードモードも規制されてしまうという点も注意点となります。これは、ハイスピードプラスエリアモードが通信制限になった場合、通常のWiMAX回線(ハイスピードモード)に切り替えても通信は規制されてしまうということです。
ハイスピードプラスエリアモードからハイスピードモードに切り替えても、通信量合計が7GBを超えている場合、通信速度が送受信最大128kbpsに制限されるのは変わりません。しかし、ハイスピードモードにしておく方が、通信量を節約することが可能です。そのため、通信量が多いと感じたときは、あらかじめハイスピードプラスエリアモードからハイスピードモードに切り替えておくことで、通信制限を遅らせることができるでしょう。
このような工夫をすることで、制限がかかりにくくなります。
6ハイスピードプラスエリアモード活用ケース
では、どんなケースでハイスピードプラスエリアモードを活用できるのでしょうか。ここでは、どんなケースでハイスピードプラスエリアモードを活用できるのかについて紹介します。外出先でインターネットを利用したい場合、移動中にインターネットを利用したい場合、通信速度の速いインターネットを利用したい場合について、それぞれ説明していきます。
外出先でインターネットを利用したい場合
まずは、外出先でインターネットを利用したい場合についてですが、ハイスピードプラスエリアモードはエリアが広く、地方や山間部でも利用できるため、場所による制限が少ないという特徴があります。
そのため、仕事先でインターネットを使いたい場合や、旅行先でインターネットを使いたい場合に向いているといえるでしょう。出張で地方に行かなくてはいけないような場合に、いざ現地に着いてみたらインターネットが使えなかったという事態になると困ってしまいます。旅行先でインターネットが使えない場合も、観光スポットを調べたいというときに不便になるでしょう。
ハイスピードプラスエリアモードは、通信が安定していて乱れにくいため、仕事先とのインターネット電話(スカイプなど)にも向いているので安心です。
移動中でインターネットをしたい場合
また、移動中でインターネットを使いたい場合にも、ハイスピードプラスエリアモードを活用することが可能です。ハイスピードプラスエリアモードは地下鉄や新幹線、空港など通信が繋がりにくい場所でも利用できます。
そのため、社内だけでなく、移動中も仕事をしたいという場合にハイスピードプラスエリアモードは向いているといえるでしょう。また、仕事の移動だけなく、旅行の際にも便利だといえます。
旅行中は、場合によって、新幹線や電車などに乗る時間も増えるかもしれません。そのような移動中の時間を有効活用して旅先のことを調べたいという場合にも向いているのです。通信が繋がりにくい場所でも、快適にインターネットを利用できるのは大きなメリットといえます。
通信速度の速いインターネットを利用したい場合
さらに、ハイスピードプラスエリアモードの活用場面としては、通信速度の速いインターネットを使いたいという場合も挙げられます。ハイスピードプラスエリアモードは高速通信が可能なため、早くインターネットに繋ぐことができるのです。
画面が切り替わるまでの時間が長いと、インターネットを使うのが面倒に感じてしまうという人もいるでしょう。特に、仕事で忙しく時間が無い方や、早く調べものをしたい場合に向いています。
また、大量の通信が必要になる動画やアプリを見る場合にも向いているといえるでしょう。動画に関しては通信速度が遅いと映像をスムーズに観ることができないという問題も発生してしまいます。そのため、通信速度が速いかどうかは重要な問題となっています。ただし、通信制限がかかることがあるので、通信データ量については注意が必要です。
7WiMAXのハイスピードプラスエリアモードの設定方法
ここからは、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードの設定方法について説明していきます。具体的には、ハイスピードプラスエリアモードに切り替える方法、ハイスピードプラスエリアモードを解除する方法について紹介します。
それぞれの設定方法を上手に活用して、状況によって最適なインターネット環境を設定してみて下さい。
ハイスピードプラスエリアモードに切り替える方法
まずは、ハイスピードプラスエリアモードに切り替える方法について紹介していきます。ハイスピードプラスエリアモードに切り替えるためには、はじめに、設定画面から「通信モード設定」を選択してください。
そうすると、画面に「ハイスピ―ド」と「ハイスピードプラスエリアモード」の選択肢が表示されます。そこで「ハイスピードプラスエリアモード」をチェックするだけで設定は完了です。この設定に変えたときから、ハイスピードプラスエリアモードとしてインターネット通信を利用することができます。
通信速度を向上させたいときや、通信環境が悪いところでもインターネットを使いたいというときなどに、この設定に変えると良いでしょう。
ハイスピードプラスエリアモードを解除する方法
通信料を抑えるためにも、ハイスピードプラスエリアモードを解除したいという場合には、ハイスピードプラスエリアモードを解除する手続きをおこないます。まずは、設定画面から「通信モード選定」を選択してください。
選択できると、「ハイスピード」と「ハイスピードプラスエリアモード」の選択肢が表示されます。「ハイスピードプラスエリアモード」に設定されている場合は、「ハイスピードプラスエリアモード」にチェックが入っているので、確認をしてみましょう。
チェックが入っていた場合には、「ハイスピードプラスエリアモード」のチェックを外し、「ハイスピード」を選択することで、「ハイスピードプラスエリアモード」は解除されます。ハイスピードプラスエリアモードの解除をおこなうことにより、ハイスピードモードで使用できるようになります。
8ハイスピードプラスエリアモードモードが利用できるWiMAXの紹介
なお、ハイスピードプラスエリアモードモードを使用してインターネットを使いたいという場合は、使用している機器がハイスピードプラスエリアモードモードに対応しているものでなくてはいけません。
ここからは、ハイスピードプラスエリアモードが利用できるWiMAXのルーターである、Speed Wi-Fi NEXT WX05、Speed Wi-Fi NEXT W05、Speed Wi-Fi NEXT W06、Speed Wi-Fi HOME L02を説明します。
Speed Wi-Fi NEXT WX05
まず1つ目に紹介する「Speed Wi-Fi NEXT WX05」は、ハイスピードプラスエリアモードモード対応で、下り最大440Mbpsとなっています。WウイングアンテナとビームフォーミングによってWi-Fi通信の実効速度が最大30%アップするのが特徴です。
ちなみに、ビームフォーミング機能とは、装備されたアンテナで端末の位置や動きを察知することで、通信が繋がりやすいように改善させる機能のことを指しています。電波が弱い場所においても、ビームフォーミング機能があることによって通信速度が改善するので、快適なインターネット環境を維持することが可能になるのです。
また、Wi-Fi混雑状況を確認し、空いているチャンネルを選ぶことができるのも特徴といえるでしょう。
※現在は販売しておりません。
Speed Wi-Fi NEXT W05
「Speed Wi-Fi NEXT W05」は、下り最大758Mbpsで高速通信に対応している機器となっています。スリムなボディで持ち運びに便利という特徴があります。Wi-Fiは持ち運び可能なものが多いのですが、それぞれの種類によって大きさや重さが異なっています。
持ち運びやすいボディであれば、外出するときにも手軽に持っていくことができるので便利です。また、「Speed Wi-Fi NEXT W05」では、ハイパフォーマンス・ノーマル(初期設定)・バッテリーセーブの3つのパフォーマンスモードで無駄な電力消費を防止することもできます。使用している状況に応じて、それぞれのパフォーマンスモードの中から適しているものを選んで使うと良いでしょう。
※現在は販売しておりません。
Speed Wi-Fi NEXT W06
「Speed Wi-Fi NEXT W06」は、下り最大1.2Gbpsで高速通信に対応しています。高性能のハイモードアンテナを搭載しており、繋がりにくい場所でも位置を検知し、通信を安定させることができるのが特筆すべきポイントといえるでしょう。
また、「Speed Wi-Fi NEXT W05」と同様に、ハイパフォーマンス・ノーマル(初期設定)・バッテリーセーブの3つのパフォーマンスモードの3つのパフォーマンスモードを備えています。
さらに、「Speed Wi-Fi NEXT W06」は、専用アプリによりスマートフォンからの操作も可能となっているのです。あらかじめ専用のアプリをスマートフォンにインストールしておくことで、スマートフォンからルーターの状態を見たり、設定を変更したりすることができます。
Speed Wi-Fi HOME L02
最後に紹介する「Speed Wi-Fi HOME L02」は、ギガスピードの高速ホームルーターです。下り最大440Mbpsで高速通信が可能となっています。また、「ビームフォーミング」(電波を絞って特定の場所に発射する技術)に対応しており、広い範囲での通信が可能です。
さらに、WiMAXハイパワーと高性能アンテナにより、電波の悪い場所での受信速度を向上させることが可能であるという点も特徴といえるでしょう。4本の高感度アンテナが備えられていて、360度全方位をカバーすることができるのです。
ちなみに、「Speed Wi-Fi HOME L02」も「Speed Wi-Fi NEXT W06」と同様に、専用アプリをインストールすることにより、スマートフォンから操作可能となっています。
なお、「Speed Wi-Fi HOME L02」はホームルーターという名前からも分かるように、家に設置をして使うタイプのルーターとなっています。外出先に持っていかずに自宅のみでインターネットを使う人に向いている機種です。
9ハイスピードプラスエリアモードの仕組みを理解してWiMAXを選ぼう
ここで紹介したように、ハイスピードプラスエリアモードのメリットやデメリットを理解することで、どのようなWiMAXを選べば良いのか判断することができます。WiMAXを契約する場合はプロバイダー選びも重要です。割引やオプションサービスが充実しているプロバイダーでWiMAXを検討してみてはいかがでしょうか。
※公開日時点の情報のため、お申込みの際は実際のお申込みページの情報をご確認ください。この記事の監修者
GMOインターネットグループ株式会社
とくとくBB事業部所属
プロバイダーサービス「GMOとくとくBB」事業責任者/ネット回線の専門家
10年以上にわたりGMOとくとくBBで販売しているインターネット回線全般のマーケティングに携わっており、モバイルWi-Fiから光回線・固定電話回線まで取り扱っているため、通信業界の幅広い知見がある。
現在はGMOとくとくBBの事業責任者をしながら、インターネット回線のスペシャリストとして当サイト「Smafi(スマフィ)や回線系WEBメディア「とくとくBB通信」などさまざまな媒体の監修で活躍中。