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どれがおすすめ?ドコモ・au・ソフトバンクの最新ホームルーターを徹底比較
自宅でインターネットを使用する際には、光回線の選択肢のほかに、「ホームルーター」があります。
ホームルーターとは、工事不要でコンセントにつなぐだけで、インターネットを利用できる機器のことです。
面倒な設定もいらず、手軽に使い始めることができることから、人気を集めています。
実際に、
- 工事はしたくない
- インターネットの開始手続きや設定で余計な手間をかけたくない
- 光回線から乗り換えをしたい
という理由から、ホームルーターを検討している人は多いのではないでしょうか。
ホームルーターには、さまざまな種類があるため、事前に特徴などを把握しておきましょう。
ドコモ、au、ソフトバンクから発売される最新のホームルーターも、要チェックです。
この記事では、ホームルーターの概要やモバイルWi-Fiとの違い、3キャリアのホームルーターの特徴など分かりやすく解説します。
ホームルーターに興味がある人は、ぜひ参考にしてください。
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今人気のホームルーターとは?
ホームルーターは、すぐにインターネットを使える機器として人気を集めています。
ここでは、ホームルーターとはなにか、どんな人におすすめなのか、モバイルWi-Fiとの違いなどを説明します。
ホームルーターとは
ホームルーターとは、開通工事をせずにコンセントにつなぐだけで、すぐにインターネットを利用できる機器のことです。
光回線を契約する場合は、インターネットに接続するために開通工事や各種設定が必要になります。
光回線の設定は、無線接続する場合、Wi-Fiルーターを用意しなければならず、契約したプロバイダー情報をもとに初期設定をする手間があります。
ホームルーターの場合は、工事がいらないため、使用開始まで時間かからず、設定も簡単です。
具体的な設定方法は、機器に記載されているSSIDとパスワードを接続先の端末で入力するだけです。
例えば、iPhoneに接続したい場合は、設定画面からWi-Fi設定に移り、SSIDとパスワードを入力すれば、インターネットを利用できます。
機器によって異なりますが、サイズもコンパクトなものが多く、部屋のインテリアにも馴染みやすいデザインが揃っています。
同時に複数端末に接続できることも特徴で、家族でインターネットを利用したいときにも便利です。
光回線だと引っ越しする際に、手続きが必要になりますが、ホームルーターの場合は、機器を引っ越し先に持ち運べば使えるので楽です。
ただし、持ち運びができるからといって、外出先で利用できるわけではないため、注意が必要です。
利用する回線によっては外出先での利用を禁止しているためです。
ドコモ・au・ソフトバンクから発売の最新ホームルーター3機種
ホームルーターは、人気を集めているなかで、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアから最新のホームルーターが発売される予定です。
ドコモからは、「home5G HR01」が2021年8月下旬以降発売予定となっています。
見た目は、ダークグレーのデザインとなっています。
料金プランは、「home 5G プラン」を利用します。
auからは、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」が2021年7月中旬以降に発売予定です。
「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」は、ギガスピードに対応した5G高速ホームルーターです。
料金プランは、「ホームルータープラン 5G」を利用します。
そして、ソフトバンクからは、ソフトバンクエアー「Airターミナル4」が現在発売されています。
デザインはコンパクトな縦長のデザインとなっています。
旧機種として「ターミナル3」「ターミナル2」などがあります。
それぞれの機器の詳細は、後ほどくわしく比較しながら解説していきます。
ホームルーターはどんな人におすすめ?
ホームルーターは、工事が不要であるため工事費用はかかりません。
工事に立ち会うためのスケジュール調整も必要なく、手軽に導入できるでしょう。
また、光回線と比べると月額料金が安いため、工事費用や月額費用を節約したい人におすすめです。
その他、
- 自宅でインターネットを利用することが多い人
- 家族で同時接続したい人
- 長時間インターネットを利用する人
にもホームルーターはおすすめです。
ホームルーターは自宅で快適に利用できるように設計されており、コンセントに接続して使うため、モバイルWi-Fiのように長時間使っていてもバッテリー切れの心配はありません。
さらに、ホームルーターは、同時接続台数が多いため、スマホやタブレットを同時に使いたいときにも便利です。
そして、ホームルーターは、毎月のデータ利用量が無制限のプランがあります。(※3日で10GBの使用など制限あり)
そのため、データ使用量を気にせず、インターネットを楽しめることもメリットです。
また、移動や転勤が多い人にもホームルーターは便利です。
光回線の場合、引っ越しがあるとその度に手続きをしなければならず、普段仕事などで忙しい人にとっては時間がとれないかもしれません。
ホームルーターなら、引っ越しの際も持ち運ぶだけで新しい住居で使えるので、手間がかかりません。
なんといっても、コンセントに差すだけです。
部屋のインテリアを変えたいときでも、すぐに機器を移動させることができます。
モバイルWi-Fiとホームルーターの違い
モバイルWi-Fiとホームルーターの決定的な違いは、持ち運びができるかどうかです。
モバイルWi-Fiの場合、外出先でも使えるように、ホームルーターよりもサイズが小さい設計となっています。
ホームルーターの場合は、自宅で利用するために設計されているため、モバイルWi-Fiよりもサイズが大きいです。
なお、サイズが大きいといっても、邪魔に感じるような大きさではなく、部屋のインテリアにも馴染みます。
また、先ほども触れましたが、モバイルWi-Fiの場合は充電式であるため、外出先でインターネットを利用している途中で、バッテリー切れになってしまう可能性もあります。
そのため、機器だけでなく、場合によっては充電用のコンセントも持ち運ぶ必要があるでしょう。
一方、ホームルーターの場合は、コンセントに接続して使用するためその心配はいりません。
また、電波の強度や接続台数にも両者違いがあります。
ホームルーターは、モバイルWi-Fiよりも速度が安定しています。
同時接続台数もホームルーターの方が多く、モバイルWi-Fiよりも広範囲に電波が届きやすいです。
モバイルWi-Fiも、自宅のインターネット回線代わりに使うことはできますが、通信の安定性や接続台数などの観点から考えると、自宅でしか使わないという方はホームルーターを選ぶことをおすすめします。
料金は、モバイルWi-Fiとホームルーターとでは、どちらもほとんど変わりません。
目安としては、月額約4,000円(税込)〜5,000円(税込)ととらえておきましょう。
結論、
- モバイルWi-Fiは仕事など外出先でもインターネットを利用したい場合
- ホームルーターは自宅でのみインターネットを利用したい場合
に利用する、というような使い分けが適切です。
ちなみに、モバイルWi-FiはWiMAX(ワイマックス)のほかにも、ホームルーターと同じように、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアでも発売されているため、興味のある方はチェックしてみてください。
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キャリアの最新ホームルーターの性能とサービス内容を比較
ここでは、ドコモ、au、ソフトバンクの最新ホームルーターの性能と、サービス内容を比較しながら解説します。
ホームルーター選びの参考にしてください。
使っている回線と通信速度
ドコモの「home5G HR01」は、高品質なドコモの5G・4Gネットワークを利用して、自宅でインターネットを楽しめます。
5Gの場合は、受信時最大速度(下り)は4.2 Gbps、送信時最大速度(上り)は218Mbpsです。
4Gの受信時最大速度は1.7Gbpsで、送信時最大速度は131.3Mbpsになります。
Wi-Fi 6(11ax)にも対応しており、快適にインターネットを楽しめます。
Wi-Fi 6とは、簡単に説明すると最新のWi-Fi規格のことを指します。
auの「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」は、5Gに対応した高速ホームルーターです。
受信時最大速度は2.7Gbps、送信時最大速度は183Mbpsになります。
また、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」も最新のWi-Fi 6に対応しており、より高速なワイヤレス通信を実現しています。
ソフトバンクの「Airターミナル4」は、4G回線を利用しています。
Wi-Fi規格Wi-Fi 5(11ac)に対応しており、最大受信時速度は962Mbpsです。
3大キャリアのホームルーターの通信速度を比べると、ソフトバンクの「Airターミナル4」よりも、ドコモの「home5G HR01」、auの「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」のほうが、通信速度が早い傾向があります。
受信時最大速度(下り) | 送信時最大速度(上り) | Wi-Fi規格 | |
---|---|---|---|
ドコモ 「home5G HR01」 |
4.2Gbps(5G) | 218Mbps(5G) | Wi-Fi 6(最新) |
au 「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」 |
2.7Gbps(5G) | 183Mbps(5G) | Wi-Fi 6(最新) |
ソフトバンク 「Airターミナル4」 |
962Mbps(4G) | – | Wi-Fi 5 |
データ容量
ドコモの「home5G HR01」、auの「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」、ソフトバンクの「Airターミナル4」には、原則データ容量の制限はありません。
ただし、ネットワークの混雑状況によっては、通信が安定せず、接続しづらくなる場合もあるため覚えておきましょう。
また、ドコモの「home5G HR01」では、当日を含んだ直近3日間のデータ利用量が多い場合は、通信が遅くなる場合があると発表しています。
auの「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」でも、直近3日間のデータ利用量の合計が15GB以上の場合、通信速度を概ね1Mbpsに制限するという規定があります。
ソフトバンクの「Airターミナル4」には、3日で10GBといった制限はありませんが、サービス安定提供にともなう速度制限を行う場合があるという規定があります。
しかし、3日間で10GBほど超えると制限がかかるといっても、イメージできない人も多いのではないでしょうか。
例えば、動画視聴の場合は、1GBで約270分視聴することができます。
これを10GBで計算すると、約45時間動画を見続けられることができます。
そのため、
- 1日に何本も映画を観る
- 何時間もニコニコ動画やYoutube動画を視聴する
といったことがなければ、3日間でのデータ利用量はさほど気にする必要はないでしょう。
また、メールやWebページの閲覧のみの利用であれば、データ利用量は少ないため、3日間の制限があっても心配はいりません。
サイズ・カラー・重量
ドコモの「home5G HR01」のカラーは、ダークグレーとなっています。
サイズと重量は未定(2021年6月時点)です。
どこに置くのか、イメージするためにも、随時情報をチェックしておきましょう。
auの「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」のカラーは、ホワイトです。
サイズは、約W70×H182×D124mmで、重量は、約599gとなっています。
ソフトバンクの「Airターミナル4」のカラーはホワイトです。
サイズは、W103mm ×H255mm × D103mmで、重量は約635gです。
カラー | サイズ | 重量 | |
---|---|---|---|
ドコモ 「home5G HR01」 |
ダークグレー | 未定 | 未定 |
au 「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」 |
ホワイト | 約W70×H182×D124mm | 約599g |
ソフトバンク 「Airターミナル4」 |
ホワイト | 約W103mm ×H255mm × D103mm | 約635g |
3大キャリアのなかでは、ドコモの「home5G HR01」のみが、ホワイトではなくダークグレーとなっています。
サイズ感はドコモの「home5G HR01」は、現時点で未定ですが、このなかでは、ソフトバンクの「Airターミナル4」は少し高さのある設計となっています。
しかし、どれでもコンパクト設計となっており、インテリアの邪魔はしないでしょう。
また、重くはないため、持ち運びするときも楽でしょう。
料金プラン
3大キャリアとも、契約時には、契約事務手数料として3,300円(税込)かかるため、事前に用意しておく必要があります。
3大キャリアの料金プランを比較すると、基本料金ではドコモが一番安いです。
その次に安いのはソフトバンク、auの順となっています。
月額基本料金(税込) | 事務手数料(税込) | |
---|---|---|
ドコモ 「home5G HR01」 |
月額4,950円 | 3,300円 |
au 「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」 |
月額5,458円 | 3,300円 |
ソフトバンク 「Airターミナル4」 |
月額5,368円 | 3,300円 |
セット割はある?
ドコモでは、「home 5G プラン」では、「home 5G セット割」が適用されます。
「home 5G セット割」とは、ドコモのスマホとセットで契約した場合に、「ドコモのギガプラン」の月額料金が安くなる割引サービスです。
割引対象となるドコモのギガプランは、「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」です。
具体的には、「home 5G 」を契約している人と、ファミリー割引のグループ内の家族全員のスマホの月額料金が、最大1,100円(税込)割引されます。
離れて暮らしている家族も割引対象となります。
「5Gギガライト」「ギガライト」(1GB超~3GB)」は1,100円(税込)ではなく、550円(税込)の割引となります。
また、「5Gギガライト」「ギガライト」で利用量が1GB以下の場合は、割引対象外となるため注意が必要です。
auの「ホームルータープラン 5G」では、「5Gルーター割」が適用されます。
5Gルーター割は、毎月550円(税込)が利用料金から割引されます。
また、2年契約Nであれば、毎月187円(税込)割引されるため、すべての割引を適用させると、月額料金が25ヶ月間4,721円(税込)となり、かなりお得に利用することができます。
ソフトバンクのAirターミナル4では、「Softbank Airスタート割」が適用されます。
SoftBank Airのみの利用であれば、毎月1,188円(税込)、スマホとのセットで利用する場合は、毎月638円(税込)が基本料金から割引されます。
ただし、この割引サービスは12ヶ月間のみ適用となっており、13ヶ月以降は割引されないため注意が必要です。
このように3大キャリアすべて割引サービスがあるので、月額料金を節約するためにも、積極的に活用していきましょう。
解約金・違約金などの縛りは?
ドコモの「home 5G プラン」は、定期契約や解約違約金の設定はありません。
そのため、いつ解約しても解約違約金は発生しないため、気軽に利用することができます。
auの「ホームルータープラン 5G」では、2年契約Nのプランでは契約更新月以外に解約すると、契約解除料1,100円(税込)が発生します。
ソフトバンクのAirターミナル4の契約期間は2年間です。
途中で、契約期間満了月で解約した場合は、10,450円(税込)の解約違約金が発生します。
3大キャリアのなかでは、ドコモが解約違約金の設定が基本的にないため、ホームルーターを気軽に試すことができます。(※ただし、どのキャリアでも本体代を分割で支払う場合は、残額の支払いが必要になります。)
ソフトバンクのAirターミナル4は、解約違約金が高いため、解約する際には契約満了月に手続きをするようにしましょう。
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まとめ
ホームルーターは、自宅で機器をコンセントに繋ぎ、工事不要ですぐにインターネットを使い始めることができます。
少しでも費用を抑えたい人や引っ越しが多い人、自宅でインターネットを頻繁に利用する人、家族で同時接続したい人にホームルーターは向いています。
また、外出先でもインターネットを利用する人は、月々の通信費に余裕があれば、ホームルーターにモバイルWi-Fiをあわせて利用する選択肢もあります。
今回紹介したドコモの「home5G HR01」、auの「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」、ソフトバンクの「Airターミナル4」といった最新のホームルーターは、高速でインターネットを楽しめます。
それぞれ、特徴や料金、見た目、サイズなども異なるため、自分にあったホームルーターを選びましょう。
ソフトバンクの「Airターミナル4」は、すでに発売されていますが、発売予定のドコモの「home5G HR01」、auの「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」については、今後の情報をチェックしておきましょう。
※公開日時点の情報のため、お申込みの際は実際のお申込みページの情報をご確認ください。この記事の監修者
GMOインターネットグループ株式会社
とくとくBB事業部所属
プロバイダーサービス「GMOとくとくBB」事業責任者/ネット回線の専門家
10年以上にわたりGMOとくとくBBで販売しているインターネット回線全般のマーケティングに携わっており、モバイルWi-Fiから光回線・固定電話回線まで取り扱っているため、通信業界の幅広い知見がある。
現在はGMOとくとくBBの事業責任者をしながら、インターネット回線のスペシャリストとして当サイト「Smafi(スマフィ)や回線系WEBメディア「とくとくBB通信」などさまざまな媒体の監修で活躍中。