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【新プラン】ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルを比較!

料金が高いと言われ続けてきた日本のスマホ料金に、2021年春から新たな動きがみられています。
それが、各社から相次いで発表された「税込で月額3,000円前後の中容量(20GB)プラン」です。

これまでの料金プランより低価格なことから、これを機に料金プランの見直しを考えている人が増えています。
しかし、多くのプランがオンライン限定で、

  • 選ぶポイントがわからない人
  • サポートが不安で一歩踏み出せないという人

も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、話題の4キャリアの新20GBプランについて、料金やサポートなどさまざまなポイントから比較します。
記事を読めば、それぞれのプランの特徴とできること、できないことがわかり、自分に合ったプランが見つかります。

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「ahamo」「povo」「LINEMO」「楽天UN-LIMIT VI」とは

今回比較するのは、「ahamo(アハモ)」「povo(ポヴォ)」「LINEMO(ラインモ)」「楽天UN-LIMIT VI(アンリミット)」の4つのプランです。
はじめに、各プランの概要を紹介します。

ahamo(アハモ)とは

ahamoとは、NTTドコモが提供する携帯電話の料金プランです。
サブブランドではなく、「新料金プラン」という扱いで、回線もドコモの回線を使っています

オンライン専用、20GBで税込3,000円前後のスマホプランとしてはahamoが最初に発表され、それに続く形でライバル他社が続々と同様のプランを発表しました。
このためahamoは、各オンライン専用の新プランの基本になっています。
プランはたったひとつでシンプル・低価格で、手続きのすべてがオンライン完結する点が特徴です。

ahamo では、製品数は3つと数は少ないものの、端末とのセット販売も行っています。
その他、利用可能な機種を自分で用意して契約することも可能です。

povo(ポヴォ)とは

povoとは、KDDI(au)が提供する携帯電話の料金プランです。
auにはサブブランドとして「UQモバイル」がありますが、povoは新料金プランとして提供されていて、auと同じ回線設備を使用しています。

povoのプランの大きな特徴が「トッピング」です。
povoの基本プランは極力シンプルにつくられていて、その分自分に必要な機能を追加トッピングすることができます。
このため、自分にピッタリ合うプランにカスタマイズしやすくなっています。

povoでは端末のセット販売は行っていないため、スマホは自分で準備する必要があります。

LINEMO(ラインモ)とは

LINEMOとは、ソフトバンクのオンライン専用ブランドとして提供されているサービスです。
回線については、ソフトバンクと同じ回線を使用しています。

LINEMOのコンセプトは、「SoftBank on LINE」。
このためLINEユーザーに嬉しいさまざまな特典が用意されています。
そのひとつが、LINEスタンプ使い放題です。
2021年夏から、LINEMOユーザーは700万種類以上のLINEスタンプが使い放題になる「LINEスタンププレミアム」を、無料で利用できるようになる予定です。
(2021年5月現在は、LINEスタンププレミアムが実質無料で利用できるポイントバックのキャンペーンを行っています。)

LINEMOもpovoと同じように端末のセット販売は行っていません。
利用するスマホは自分で準備しましょう。

楽天UN-LIMIT(アンリミット) VIとは

楽天UN-LIMIT VIは、楽天モバイルが提供するサービスです。
2021年4月1日に、Rakuten UN-LIMIT VからRakuten UN-LIMIT VIにリニューアルされました。
容量と価格の安さから、ahamo、povo、LINEMOと比較されがちなサービスですが、他の20GBプランとは異なる特徴があります。

楽天UN-LIMIT VIは、通信したデータ量に応じて4段階の月額料金が定められており、20GBワンプランというわけではありません。
また、楽天は自社でのネットワーク構築を進めている最中で、現状自社エリアだけでなくパートナーエリアとしてauの回線も使用しています。
au回線分の高速通信は月5GBのため、他社と同様に「20GBプラン」と言い切れない点に注意が必要です。

楽天UN-LIMIT VIは、プランと端末とのセット販売を行っているほか、機種を自分で用意して契約することも可能です。

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4つのプランをさまざまなポイントから比較!

ここからは、4つのプランをさまざまなポイントから比較して紹介します。

ひとつめの比較ポイントは、月額料金とデータに関する項目についてです。
多くの人がプランを選択する決め手になる部分なので、しっかりとチェックしましょう。

ユニークな楽天UN-LIMIT VIの月額料金・他はほぼ横並び

ahamo(アハモ)

ahamoは月額2,970円(税込)、データ容量20GBのワンプランです。
通信品質・通信可能エリアの両方で、ドコモと品質にはいっさい違いがなく、安定性は十分です。

20GB超過後の速度制限は最大1Mbpsで、遅すぎる速度ではありません。
LINEや通話も問題なく、YouTubeなどの動画再生も中画質程度なら問題ない速度です。

データ追加は550円(税込)/1GB で可能です。
データの繰り越しはできず、使用量が20GB以下だった場合、残りは切り捨てになります。

povo(ポヴォ)

povoは月額2,728円(税込)、データ容量は20GBです。
のちに説明しますが、通話無料をトッピングとし、標準化しないことでahamoより安くなっています。
使われる回線設備はauと同じで同品質です。
20GB超過後の速度制限は最大1Mbps、データ追加は550円(税込)/1GBで可能です。

povoは、月額料金に含まれる20GBのデータは繰越できませんが、追加分で別途購入したデータについては有効期限が31日間あります。
期限内に使いきれそうにない時は、有効期限後24時間以内までにさらにデータ追加を行えば、後に追加した分の有効期限に期限が書き換えられるため、切り捨てになりません。

また、申込みから24時間データ通信が使い放題になる「データ使い放題24時間」というトッピングもあります。(220円(税込)/1日)
思いきり動画視聴を楽しみたい休日や、Wi-Fi環境のない外出先で集中的に作業したい日などに使える機能です。

LINEMO(ラインモ)

LINEMOは月額料金2,728円(税込)、データ容量20GBです。
大きな特徴として、LINEのトーク・音声通話・ビデオ通話で使ったギガはカウントされない「LINEギガフリー」があります。
ニュース記事の閲覧など一部対象外もありますが、LINEユーザーには嬉しい特徴です。
回線はソフトバンクの回線をそのまま利用しており、ネットワークの品質も同一です。

20GB超過時の速度制限は最大1Mbps、データ追加550円(税込)/1GBはahamo、povoと同じです。
データの繰り越しは、20GB分、追加購入分ともにできません。

楽天UN-LIMIT(アンリミット) VI

楽天UN-LIMIT VIは、他の3つのプランと違ってデータ利用量によって月額料金が変わります。

 
データ利用量 月額料金(税込)
0~1GB 0円
※ただし1回線目のみ。2回線目以降は980円
1GB超過後~3GB 1,078円
3GB超過後~20GB 2,178円
20GB超過後~無制限 3,278円

20GB超過後も無制限、速度制限なしで高速データ通信が利用できますが、これは楽天基地局(アンテナ)の電波を利用する、楽天回線エリアでの利用に限られます。
パートナー(au)基地局の電波を利用するパートナー回線エリアでの利用は、5GB超過後最大1Mbpsの通信制限がかかります。

月額料金に含まれるパートナー回線エリアの5GB(毎月1日に付与)は繰り越しできません。
ただしパートナー回線エリアでのデータ追加は550円(税込)/1GBで購入することができ、購入日含めて31日間有効です。

楽天は自社回線による運用への切り替えを進めていて、楽天回線エリアは2021年夏頃までに人口カバー率96%へ拡大の予定です。
つながりやすさ、データ容量の使いやすさについては、今後さらに良くなることが期待されます。

月額料金とデータ容量・データ追加料金まとめ

 
ahamo povo LINEMO 楽天UN-LIMIT VI
月額料金 2,970円 2,728円 2,728円 2,178円(※1)
データ容量 20GB 20GB 20GB 楽天回線エリア:無制限
パートナー回線エリア:5GB
安定性
速度制限 最大1Mbps 最大1Mbps 最大1Mbps 楽天回線エリア:制限なし
パートナー回線エリア:最大1Mbps
データ容量追加料金 550円/1GB 550円/1GB 550円/1GB 550円/1GB
データ繰り越し 不可 追加購入分のみ31日間有効 不可 追加購入分のみ31日間有効
※2021年5月現在。価格はすべて税込
※1 3GB超過後~20GBの場合。

ahamo、povo、LINEMOの3プランは料金、データ容量、追加料金などでほぼ横並びとなりました。
データ追加を頻繁に行う人なら、追加分の繰り越しが可能なpovoがおすすめです。

楽天回線エリアでの利用が多い人なら、データ使用量が多くても少なくても抜群にお得な楽天UN-LIMIT VIも見逃せません。

3
音声通話(電話)の料金と通話のサービス

続いては、音声通話の料金と留守電・キャッチホンなどの電話通話のサービスの有無について説明します。

【音声通話が含まれる】か【オプション】かの2つに分かれる

ahamo(アハモ)

ahamoでは、1回5分以内の国内通話料が無料です。
1回あたりの通話時間が5分を超過した場合には、超過分について30秒ごとに22円(税込)の通話料がかかります。
ちょっとした電話が多い人には嬉しいサービスです。
さらに、かけ放題オプションをプラス月額1,100円(税込)で追加することも可能です。
一方、留守番電話サービスの対応はありません。
キャッチホン・転送でんわサービスにも、ともに非対応となっています。

povo(ポヴォ)

povoは、かけ放題が標準ではついていない、シンプルなプランです。
ほとんど電話を使わない人には合理的なプランとなっています。
国内通話の通話料は30秒ごとに22円(税込)です。
トッピングでかけ放題を追加することもでき、

・5分以内通話かけ放題は月額550円(税込)
・国内通話かけ放題は月額1,650円(税込)

です。
ahamoと同様、留守番電話サービスの対応はありませんが、着信転送サービスは利用することができます。

LINEMO(ラインモ)

LINEMO も基本はかけ放題がついていないシンプルなプランで、国内通話の通話料は30秒ごとに22円(税込)です。

  • 1回5分以内の国内通話定額が月額550円(税込)
  • 時間制限がない国内通話定額オプションが月額1,650円(税込)

で追加できます。
現在LINEMOでは、スマホ加入から1年は5分以内通話の定額オプションが無料になるキャンペーンを行っています。(2021年5月現在。終了日は未定)
時間制限がない国内通話定額オプションを使用したい場合には、スマホ加入から1年間、550円割引の月額1,100円(税込)で利用できます。
留守番電話サービス、着信転送サービスは利用できません。

楽天UN-LIMIT(アンリミット) VI

Rakuten Linkアプリ利用で、国内通話がかけ放題です。
Rakuten Linkは、Rakuten Linkを利用していないスマホや固定電話への通話でも利用できます。(ただし0570・0180で始まる番号など一部対象外番号あり)
アプリ未使用時には他のプランと同様に、30秒ごとに22円(税込)の通話料がかかります。
4つのプランの中で唯一、留守番電話、着信転送、割り込み通話/通話保留(キャッチホン)すべてに対応しています。

音声通話(電話)はオプションの方がいい?

音声通話が基本料金に含まれているプランとオプションになっているプラン、どちらがいいかはケースバイケースです。
電話を日常的に使う人ならかけ放題は便利ですが、LINEなどがコミュニケーションの中心という人であれば、かけ放題をオプションにすることで、少し月額料金を抑えられるメリットがあります。

留守番電話サービスの有無も、プランを選ぶうえで重要になります。
留守電があれば用件が事前にわかるので折返しの連絡をするかどうかの判断がしやすく、特にビジネス利用の場合、留守電がないことが大きなデメリットになる場合もあります。
着信転送サービスが使えるプランなら、転送サービスを使った「スマート留守電」など、サードパーティのアプリを使うことも可能です。

4
キャリアメール・キャリア決済

LINEの利用が広がる一方で、今もメインでキャリアメールを使っているという人も一定数います。
また、キャリア決済も便利で利用者の多いサービスです。
引き続きこれらのサービスが使えるのか、4つのプランを比較します。

キャリアメール・キャリア決済は使えなくなる場合に注意

ahamo(アハモ)

ahamoでは、ドコモのキャリアメール(@docomo.ne.jp)は使うことができません。
キャリア決済については、d払いとドコモ払いはahamoで利用可能ですが、spモードコンテンツ決済は利用できません。
ただし、Google PlayとiTunesには代替サービスが用意されています。

povo(ポヴォ)

povoでは、auのキャリアメール(ezweb.ne.jp、au.com)を利用できません。
auかんたん決済は、利用することができます。

LINEMO(ラインモ)

LINEMOでは、ソフトバンクのキャリアメール(@i.softbank.jp、@softbank.ne.jp)は利用できません。
LINEMOではソフトバンクまとめて支払いを利用することができます。
ただし、ソフトバンク・ワイモバイルからLINEMOに乗り換えた場合、「ソフトバンクまとめて支払い」もしくは「ワイモバイルまとめて支払い」を利用しているサービス・コンテンツは解除となりますので、注意してください。

引き続き、利用したい場合はLINEMO契約後に再度登録が必要となります。

楽天UN-LIMIT(アンリミット) VI

ahamo、povo、LINEMOの各プランではキャリアメールが使えない一方、楽天UN-LIMIT VIでは2021年夏頃キャリアメールの提供を予定しています。
また、キャリア決済については、楽天モバイルキャリア決済が利用できます。
ただしこちらが利用可能なのは、Androidのみとなっています。

キャリアメールがない・キャリア決済ができないと起こりうるトラブルは

キャリアメールがないと登録できないサービスは現在ほぼないため、Gmailなどのフリーメールがあればあまり不便は感じないでしょう。
ただし、今までメインでキャリアメールを使っていた人は、新しい連絡先を知人に知らせたり、各種登録の変更をしたりする必要があり面倒です。

キャリア決済ができない場合は、有料のファンクラブサービスやアプリなど、今までキャリア決済を使用して継続しているサービスが受けられなくなる可能性がある点に、注意が必要です。

5
家族割・セット割など各種割引

今までのスマホの料金プランでは、各キャリアで家族割やセット割などの割引サービスを行っていました。
新プランに変えてもこれらの割引は受けられるのでしょうか。
現在割引を受けている人は、特に慎重にチェックしたい項目です。

基本的に各種割引は受けられない・グループ内の家族に影響が及ぶことも

ahamo(アハモ)

ahamoの場合、ahamo回線は割引を受けられないものの、割引グループ内の回線にはカウントされるなど、比較的柔軟な対応となっています。

<ファミリー割引>
申込みは可能で、ファミリー割引グループ内の回線数にはカウントされます。
ただし、ahamoの回線では、家族内の国内通話無料などの各種割引特典は対象外になります。
ファミリー割引グループ内のdocomo回線からahamo回線への発信については、割引が適用されて無料になります。

<みんなドコモ割>
ahamoの場合、月額料金からの割引は対象外になりますが、グループ内(家族)の回線としてカウントの対象にはなります。

<ドコモ光セット割>
ドコモ光とdocomoのスマホをセットで契約するとスマホ代が割引になるサービスですが、ahamo回線は割引の対象外です。
ただしペア設定は可能で、家族にdocomo回線の人がいれば、その回線についてはドコモ光セット割の対象となります。

povo(ポヴォ)

auで適用されていた各種割引は適用されなくなります。

<家族割プラス>
割引・カウント対象外となります。
※ただし2021年夏までに加入すると、早期申し込み特典として家族人数のカウント対象となります。

<auスマートバリュー>
割引対象外となります。

<家族割(家族間通話料・SMS利用料の割引)>
割引対象外となります。

<スマイルハート割引>
割引対象外となります。

LINEMO(ラインモ)

LINEMOも、ソフトバンクで受けられていた家族割・セット割などの割引は、適用外となります。

<新みんな家族割>
割引・カウント対象外となります。

<おうち割光セット>
割引対象外となります。

楽天UN-LIMIT(アンリミット) VI

楽天UN-LIMIT VIも、家族割や学生割などの割引サービスはありません。
ただし、セット割に近いキャンペーンは行っています。
楽天UN-LIMIT VIと楽天ひかり両方に申し込むと、ひかり回線の月額利用料が1年間無料になります。

割引が無いことはメリット?デメリット?

4キャリアの20GBプランはもともとの料金設定がお得に設定されているため、各種割引の対象にはなっていません。
割引がなくても月々の料金が安いことは、特に単身で契約している人には大きなメリットになります。

一方、すでに家族割を利用している場合、割引から外れることによって、ほかの家族にとってデメリットになるケースもあるため注意が必要です。
家族単位でキャリアを揃えて割引を受けていた場合、1回線または家族全員の料金の合計額ではプランを変えた方がお得でも、誰かが契約を変えて家族割から抜けることで、ほかの家族が現在払っている額よりも、多く支払わなければならなくなる可能性があります。
それぞれがスマホの代金を支払っている場合には、自分がプラン変更をする前に、一度家族に相談したほうが安心です。

6
契約期間の縛り・解約金・手数料

新しいスマホ回線を契約する際に気になるのが、契約期間の縛りや、解約する際の解約金、手数料の有無ではないでしょうか。
4プランについて、それぞれ確認しておきましょう。

契約期間の縛り・解約金・手数料の心配はなし!

ahamo(アハモ)

最低利用期間はありません。
また、ahamo契約回線を解約する場合、解約金、手数料はかかりません。
ただし、ドコモからahamoへ変更した人で、ドコモからahamoに契約変更する際に留保された解約金がある場合、その解約金は支払う必要があります。

povo(ポヴォ)

ahamoと同様に契約期間、解約金、契約解除料の手数料はありません。

LINEMO(ラインモ)

ahamo、povoと同様に契約期間、解約金、契約解除料の手数料はありません。

楽天UN-LIMIT(アンリミット) V

ほかの3プランと同様に契約期間、解約金、契約解除料の手数料はありません。

契約期間の縛り・解約金・手数料まとめ

4キャリアの20GBプランは、従来のプランよりシンプルにすることを目指しており、契約期間の縛りや解約金、解約時の手数料はいずれもかかりません。
いつ解約しても解約金が0円な点は安心です。

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契約方法・サポート・店舗

基本的にahamo、povo、LINEMOの3つは、各キャリアのオンライン専用プランまたはブランドという位置付けで、サポートに掛かるコストを削減することで料金を抑えています。

店舗でサービスが受けられるのは楽天UN-LIMIT VIのみ

ahamo(アハモ)

ドコモショップや量販店などでの取扱いはなく、専用サイトからの申し込みでのみ契約できます。

サポートについても、ドコモショップでは基本的に対応してもらえません。
オンライン上のサポートページでは項目が目的別に整理されており、契約内容の確認・変更方法などが調べられます。
チャットで問い合わせることも可能です。

povo(ポヴォ)

auショップや量販店などでの取扱いはなく、専用サイトからの申し込みでのみ契約できます。
サイトに記載のフローに従えば契約できます。

サポートも、ahamo同様サポートページとチャット質問のみで、auショップやauお客さまセンター(電話窓口)は利用できません。

LINEMO(ラインモ)

ソフトバンクやワイモバイルなどの店舗、家電量販店などでの取扱いはなく、専用サイトとLINEからの申し込みでのみ契約できます。

サポートについてもahamo、povoと同様に、サポートページとチャットの用意があるほか、LINEでも質問を受け付けています。
ソフトバンク・ワイモバイルの店舗や電話では対応していません。

楽天UN-LIMIT(アンリミット) VI

4キャリアの中で唯一、店舗でもサービスが受けられます。
申し込みはオンラインだけでなく、全国約600店舗展開中の楽天モバイルショップでも受け付けています。

サポートに関しても、サポートページでの案内の他、お問い合わせフォーム、チャット、電話、楽天モバイルショップで対応してもらえます。

窓口がオンラインだけだと困るタイプの人は…?

4キャリアでは、楽天UN-LIMIT VI以外、窓口はオンラインだけになります。
今まで契約変更の手続きや操作説明を受けるため、

・携帯のキャリアのショップによく足を運んでいた人
・オンライン上での手続きの経験があまりない人や苦手な人
・手伝ってくれる人がいない人
・対面で料金プランの相談をしたい人

などは、店舗でサポートを受けられるプランにしておいたほうがいいかもしれません。

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海外での利用

従来のプランは、ほとんどが海外でもスマホが使える国際ローミングに対応していました。
4キャリアの20GBプランではどうなのか、海外での利用について比較します。
出張や旅行で海外に滞在する予定のある人、留学を考えている人は要チェックです。

海外での利用はahamoと楽天UN-LIMIT VIが便利

ahamo(アハモ)

月間20GBのデータ通信容量を、国際ローミング通信として使用できます。
このため、追加料金なしで海外でのデータ通信の利用が可能です。
対応地域は海外82の国・地域で、日本人の渡航先の約95%のエリアをカバーしています。
データ容量を超過した場合、

・通信速度は送受信最大1Mbpsに制限される点
・15日間を超えて海外で継続利用すると通信速度が制限される点

に注意が必要です。
電話についても、番号はいつものまま、海外200以上の国・地域でかけられます。
ただし海外では、電話を受ける場合も着信料が発生します。

povo(ポヴォ)

povoでは、国際ローミングは2021年5月現在非対応です。
提供予定ですが、「開始時期は決まり次第お知らせ」となっています。

LINEMO(ラインモ)

国際ローミングについては、別途費用がかかり、月間データ容量20GBから運用することはできません。
費用は、地域により2円~/1KBとなります。
一部の対象地域では、1日あたり25MBまで1,980円(税込)、25MB以上で2,980円(税込)定額の、海外パケットし放題が利用できます。

電話は指定の国と地域で可能で、海外では受ける場合も着信料が発生します。
SMSの利用も指定の国と地域で可能で、1通100円、受信は無料です。

楽天UN-LIMIT(アンリミット) VI

追加料金なしで、月間2GBまで国際ローミングでの高速データ通信が利用できます。
対象地域は、海外指定66の国と地域です。
月間2GB超過後は、最大128kbpsとなります。

電話はRakuten Linkという通話アプリを利用して、海外指定66の国と地域で可能です。
日本への通話は0円です。
海外から海外へ電話をかける場合、Rakuten Link同士の通話は0円、それ以外の場合は国・地域別従量課金となります。
着信料はかかりません。

海外でのSMS送受信は、Rakuten Linkを利用した場合のみ可能です。
日本への送信は0円。
海外から海外への送信は、海外指定66の国と地域で0円、その他の国と地域へは1通100円になります。
受信は0円です。

9
似ているようで違う4プラン!自分に合ったプランを選ぼう

話題の4つの20GBプラン、「ahamo(アハモ)」「povo(ポヴォ)」「LINEMO(ラインモ)」「楽天UN-LIMIT(アンリミット) V」について、さまざまなポイントから比較して紹介しました。
4つのプランは、データ容量20GBで3,000円前後という価格面のメリットが注目されると似通ったプランだと思われがちですが、それぞれに特徴があります。

新プランの流れを作った先駆者であるahamoは、海外での利用を考えている場合特におすすめです。
また、5分間かけ放題をつけたい人にとっては、povo、LINEMOよりリーズナブルになります。

povoは、トッピングで必要な機能だけを追加したい人に向いています。
追加購入したデータの繰り越しについても、もっとも柔軟な対応になっています。

LINEMOは、LINEギガフリーやスタンプ無料など、LINEをよく利用する人におすすめのプランです。
LINEギガフリー分を考えれば、20GB+αのプランといえます。

楽天UN-LIMIT VIは、窓口でサポートを受けたい人には特におすすめのプランです。
データ使用料に応じて料金が変化するため、「毎月20GBまでは使わないかも」という人にも向いています。

新プランはすこしわかりにくいと感じる人もいるかもしれませんが、選択の幅が広がったことは、すべてのスマホユーザーにとって大きなメリットです。

紹介した比較ポイントを参考に、「電話はあまりしない」「LINEをよく使う」といったスマホの使い方や、サポートが欲しいかどうかなど、さまざまな面から自分に合ったプランを選んでみてください。

※公開日時点の情報のため、お申込みの際は実際のお申込みページの情報をご確認ください。

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この記事の監修者

野口 圭一

GMOインターネットグループ株式会社
とくとくBB事業部所属

プロバイダーサービス「GMOとくとくBB」事業責任者/ネット回線の専門家

10年以上にわたりGMOとくとくBBで販売しているインターネット回線全般のマーケティングに携わっており、モバイルWi-Fiから光回線・固定電話回線まで取り扱っているため、通信業界の幅広い知見がある。

現在はGMOとくとくBBの事業責任者をしながら、インターネット回線のスペシャリストとして当サイト「Smafi(スマフィ)や回線系WEBメディア「とくとくBB通信」などさまざまな媒体の監修で活躍中。