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WiMAX通信量の確認方法は?気になる通信制限について他社と徹底比較!

WiMAXのプランには通信が使い放題になる「ギガ放題プラン」がありますが、条件によっては通信制限がかかることもあります。そのため、WiMAXを使うときは、制限がかかる条件や使用した通信量の確認方法を知っておく必要があります。

今回は、WiMAXの通信量の確認方法や通信制限の条件などについて、他社との比較を交えながら紹介していきます。

1WiMAXやその他のモバイルルーターの主な特徴

WiMAXとその他のモバイルルーターには、それぞれ異なった特徴が備わっています。ここからは、WiMAXとYmobile、そしてdocomoのモバイルルーターの主な特徴について解説していきます。

UQコミュニーケーション回線を利用したWiMAX

WiMAXでは、基本的にUQコミュニーケーション回線を利用して通信を行っています。WiMAXの通信モードには、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードがあります。この2つのモードのうち、UQコミュニーケーション回線を利用して通信を行う通常のものがハイスピードモードです。

一方、ハイスピードプラスエリアモードではauの4G回線を利用することになります。より安定した回線で通信ができますが、制限がかかる条件が厳しくなり、追加料金も発生するというデメリットがあります。

WiMAXの最大の特徴だといえるのが「ギガ放題プラン」です。このプランでは、ハイスピードモードで通信を行っている限り、1カ月間に使える通信量に制限はありません。しかし、3日間で10GB以上の通信量を使うとその翌日に速度制限がかかることになります。

他のモバイルルーターの場合、1カ月間の通信量が限度に達すると速度制限を解除するために追加料金を支払わなければならないことがあります。しかし、WiMAXのギガ放題プランであれば1カ月間のデータ制限がないので速度制限の解除料金を払うこともありません。すなわち、毎月定額でインターネットが利用できるというメリットがあるのです。

ソフトバンク回線を利用したYmobile

Ymobileのモバイルルーターでは通信にソフトバンク回線を利用しています。地下鉄や駅などの電波が入りにくい場所でも使用できるケースが多いため、通信可能なエリアが広いことが利点だといえるでしょう。

選べるプランとしては、1ヶ月のデータ通信量が5GBと7GBのものがあります。どちらのプランであっても、1カ月の間に設定されたデータ通信量を超えると月末まで速度制限がかかることになります。

この制限を解除するには、使用可能なデータ通信量を追加するための申し込みが必要です。追加料金はデータ通信量500MBごとに500円(税抜)となります。ただし、7GBのプランの場合はアドバンスオプションを付けることで1カ月のデータ通信量が無制限になります。

アドバンスオプションの料金は月額684円(税抜)なので、通信を多めに使うという人は付けておくと料金を安く抑えられるでしょう。なお、データ通信量が超過した場合の月末までの制限に加えて、WiMAXの場合と同じように3日間で10GB以上の通信を行うことでも速度制限がかかります。

ドコモ回線を利用したdocomo

docomoのモバイルルーターでは、もちろん通信にドコモのLTE回線を利用しています。携帯電話の回線と同じということで利用できるエリアが広く、通信の安定性があるということが特徴だといえるでしょう。また、docomoのモバイルルーターはもともとのdocomoユーザーであればお得に使うことができます。

docomoのスマートフォンを使っている人の場合、月々の携帯料金に月額1900円(税抜)を追加すればモバイルルーターも契約できるのです。反対に、ドコモのスマートフォンを利用していない人の場合は料金が高めになります。1ヶ月間で30GBまで通信が使えるプランであれば、基本使用料などを含めて月額9400円(税抜)かかることになります。

2WiMAXやその他のモバイルルーターでかかる制限の条件

通信制限がかからないように快適にモバイルルーターを使うためには、制限がかかる条件について知っておく必要があります。ここからは、WiMAXなどのそれぞれのモバイルルーターについて、どのような条件で通信制限がかかってしまうのかということを解説します。

WiMAXの通信制限の条件

WiMAXに「ギガ放題プラン」があることは先述のとおりですが、契約の際は「通常プラン」を選ぶこともできます。通常プランでは、1カ月に7GB以上通信を使用すると月末まで制限がかかることになります。

一方、ギガ放題プランの場合は1カ月間のデータ通信量に制限はありません。そのため、ギガ放題プランはインターネットの利用が多い人から熱い支持を受けています。しかし、3日間で10GB以上通信を使用すれば翌日に制限がかかるという点については注意しておく必要があります。

Ymobileの通信制限の条件

Ymobileのプランには1カ月間に使えるデータ通信量が5GBのものと7GBのものがあり、超過した場合はいずれも月末まで制限がかかることになります。1カ月間の許容データ通信量を超えると、送受信時最大128Kbpsという速度でしか通信ができなくなるのです。

これを通常速度に戻したいのであれば、通信量の超過分500MBごとに500円(税抜)の追加料金が必要となります。ただし、7GBのプランに関してはアドバンスオプションさえ付けていれば月ごとの通信制限を心配する必要はありません。また、どちらのプランであっても3日間で10GB以上通信すると速度制限がかかります。この制限中の通信速度は1Mbps程度とされています。これは、YouTubeの動画を標準画質で視聴することができる程度の速度だと考えればよいでしょう。

docomoの通信制限の条件

docomoのモバイルルーターのデータプランとしては「ウルトラLパック」と「ウルトラLLパック」の2種類があります。ウルトラLパックについては1カ月間に使用可能なデータ通信量が20GBまで、ウルトラLLパックについては30GBまでです。他社と違ってdocomoには1ヶ月間使い放題のプランはありません。そのため、最大でも30GBのデータ通信量を使えば、月末までは最大128Kbpsという遅い速度でしか通信が利用できなくなるということになります。

この速度制限を解除するためには、データ通信量を必要な分だけ追加購入する必要があります。追加する通信量の金額は1GBにつき1000円(税抜)です。

3WiMAXや他のモバイルルーターの通信量で制限がかかる期間

ここまでの説明で、モバイルルーターに通信制限がかかる条件には2通りあるということがわかったでしょう。すなわち、1カ月間のデータ通信量を超えた場合と、3日間で10GB以上通信を利用した場合です。ここからは、この通信制限が具体的にどんな期間にかけられるのかということについて解説していきます。

WiMAXの制限期間

WiMAXの「ギガ放題プラン」の場合、通信制限がかかるのは3日間の通信量が10GBを超えたときのみです。この制限は、10GBを超えて通信した3日間の最終日の翌日18時頃から翌々日の2時頃にかけて行われます。つまり、約8時間のあいだは通信の速度が遅くなってしまうのです。

速度制限がかかっているあいだは、最大通信量1Mbps程度の速度でしか通信ができません。しかし、1Mbpsといえば標準画質のYouTube動画が視聴できる程度の速度なので、普通に使うのであれば特に問題はないでしょう。なお、速度制限がかかっているときに2時をまたいで通信を利用していた場合、2時を過ぎても速度が元に戻らないことがあります。この場合は一旦セッションを解除して再度接続すれば速い速度で通信ができるようになります。

Ymobileの制限期間

Ymobileでは、プランごとに設定されている1カ月間のデータ通信量を超過した場合、当月末まで通信速度が最大128Kbpsに制限されます。5GBのプランと7GBのプランがありますが、アドバンスオプションを付けていなければ追加料金を払ってデータ通信量を追加する必要があります。

7GBのプランで、なおかつアドバンスオプションを付けていれば、3日間で10GB以上使った場合の速度制限について注意が必要です。Ymobileの場合、速度制限は3日間合計で10GBを超えた当日の翌日18時から翌々日1時まで実施されます。

docomoの制限期間

docomoには無制限で通信が使えるプランが用意されておらず、20GBまでか30GBまでの定額プランしかありません。データ通信量を超えて速度制限がかかった場合、追加料金を支払わない限りは翌月まで解除されないので注意が必要です。

制限がかかった後はリミットモードとなり、通信速度が最大で128Kbpsとなります。この速度ではホームページの閲覧にも時間がかかることになり、ましてや動画の視聴などは困難だといえるでしょう。ちなみに、パソコンでホームページの閲覧を行った場合は約400KBのデータを消費するといわれています。つまり、最大128Kbpsの速度では読み込みに3秒以上の時間がかかることになります。

4WiMAXの「ギガ放題プラン」で通信量に制限がかかる目安

WiMAXの「ギガ放題プラン」の場合、通信制限がかかるのは3日間で10GB以上使ったときのみです。それでは、10GB以内の通信量ではどの程度のことができるのでしょうか。メールの送受信や動画の視聴など、各項目について利用可能な回数や時間の目安を紹介していきます。

メールの送受信の場合

まず、300文字程度のテキストメールを送受信するときに消費するデータ通信量は1通当たり約5KBです。つまり、10GBのデータ通信量で200万通以上のメールを送ることができるのです。3日間で200万通ものメールのやり取りをすることは常識的にあり得ないので、メールについては制限を心配せずに利用可能だといえるでしょう。

なお、Twitterに140文字のメッセージを投稿し、再読み込みをしたときの通信量は約335KBです。10GBで3万件以上の投稿ができる計算となるので、こちらも問題ないでしょう。

ホームページを閲覧した場合

次に、一般的なホームページを閲覧した場合に消費するデータ通信量は約400KBです。すなわち、10GBでは2万6000回以上の閲覧ができることになります。WiMAXに通信制限がかかるためには3日間で2万6000回以上の閲覧が必要となるので、1日につき9000回近くホームページを開く計算になります。この数字を見れば、ホームページについても通信制限を心配する必要がないことは明らかでしょう。

動画を視聴した場合

最後に、動画を視聴した場合はメールの送受信やホームページの閲覧に比べると多くのデータ通信量を消費することになります。例えば、YouTubeを標準画質で視聴した場合に消費する1分当たりのデータ通信量は約5MBで、高画質であれば約10MBです。10GB使うとすると、標準画質であれば約33時間、高画質であれば約16時間視聴できるということになります。

消費するデータ通信量は環境によってばらつきがありますが、目安として3日間で高画質のYoutube動画が16時間視聴できると考えておけばよいでしょう。なお、動画配信サービスの種類によっては数時間の利用で10GBを超えてしまうようなものもあるので、通信量には常に気を配っておく必要があります。

5MAXの通信量を確認する方法

WiMAXの通信量を確認する方法には主に3つのものがあります。ここでは、通信量カウンターとアプリ、UQのマイページを利用する方法をそれぞれ紹介します。

通信量カウンターで確認する

1つ目に紹介するのは通信量カウンターで確認するという方法です。WiMAXの最新端末では、あらかじめ設定さえしておけば端末の通信量カウンターからそのときまでの使用状況を確認することができます。なお、端末によってはPCなどからWebブラウザに接続して設定を行わなければならないものもあります。そのため、設定方法は契約時に確認しておくとよいでしょう。

アプリで確認する

2つ目に、アプリで通信量を確認するという方法もあります。通信量をチェックするためのアプリをダウンロードしておけば、アプリを起動するだけで簡単に通信量が確認できるでしょう。

アプリの場合、音楽はあと何曲ダウンロードできるか、動画はあと何時間視聴できるかといった細かな目安も表示されます。そのため、詳しい情報が知りたいという人にとっては便利なツールだといえます。

UQのマイページから確認する

3つ目に挙げられるのがUQのマイページから確認する方法です。UQのマイページである「my UQ WiMAX」にログインすると、通信量照会が利用できます。なお、前日までの通信量はその翌日の12時頃から13時頃に更新されるので、確認したい場合は13時を過ぎてからログインするようにしましょう。

6WiMAXの通信量を抑えて利用するには

最後に、WiMAXの通信量を抑えながら利用するためにはどうすればよいのかというポイントについて紹介していきます。

通信モードの切り替えをする

ハイスピードプラスエリアモードを利用する場合、1カ月間で7GB使うとauの4G回線で通信制限がかかります。制限がかからないようにするためには、なるべくハイスピードプラスエリアモードの利用を控えることが大切なのです。ハイスピードプラスエリアモードを利用する場合であっても、UQコミュニーケーション回線が利用できる場所では早めにハイスピードモードに切り替えましょう。

固定回線との併用をする

動画を頻繁に視聴するなど、大量のデータを消費する人はWiMAXと固定回線を併用するのがよいでしょう。光回線であれば、WiMAXよりもデータを転送する速度が速いうえに使用できるデータ通信量に制限がありません。外出時にWiMAXを利用しながら、自宅では光回線を使うのが速度制限を避けるための効果的な方法だといえるのです。

7通信量の確認をしてWiMAXを快適に利用しよう

モバイルルーターでは、WiMAXの「ギガ放題プラン」のように1カ月間のデータ通信量が使い放題であったとしても、3日間で10GBの制限などがあります。そのため、制限がかからないように快適に利用したいのであれば、アプリなどでこまめに通信量の確認をすることが大切だといえるでしょう。

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この記事の監修者

野口 圭一

GMOインターネットグループ株式会社
とくとくBB事業部所属

プロバイダーサービス「GMOとくとくBB」事業責任者/ネット回線の専門家

10年以上にわたりGMOとくとくBBで販売しているインターネット回線全般のマーケティングに携わっており、モバイルWi-Fiから光回線・固定電話回線まで取り扱っているため、通信業界の幅広い知見がある。

現在はGMOとくとくBBの事業責任者をしながら、インターネット回線のスペシャリストとして当サイト「Smafi(スマフィ)や回線系WEBメディア「とくとくBB通信」などさまざまな媒体の監修で活躍中。