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2022年ANAから登場予定!仮想旅行を楽しめる「Skyパーク」とは
コロナ禍で外出や旅行を控えるために、ショッピングやツアーをオンラインで楽しむ機会が増えたという人もいるのではないでしょうか。消費者のニーズや価値観の変化にともなって、さまざまな分野でサービスのデジタル化や仮想化が加速しています。
このような時代背景を受けて、ANAは、バーチャル空間内での旅行を自宅にいながら手軽に楽しめる、「Skyパーク」というサービスについて発表しました。
現在開発中のため利用できるようになるのはまだ先ですが、そのサービス内容と関連するバーチャルトラベルプラットフォーム「SKY WHALE」について、先取りして紹介します。
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2022年スタート予定の仮想旅行サービス「Skyパーク」とは
2021年5月20日、ANA(全日本空輸)を傘下に持つ「ANAホールディングス株式会社」は、仮想旅行サービス「Sky(スカイ)パーク」の開発を発表しました。2022年に世界同時提供され、スマホやタブレットを通してバーチャルな旅行体験ができるようになる予定です。
これまで航空会社としてリアルな旅を提供してきたANAの仮想旅行とは、どのようなものになるのでしょうか。同社の発表をもとに、詳しく紹介していきます。
自宅にいながら仮想旅行を楽しめる
「Skyパーク」は、バーチャル空間内での旅行が楽しめるオンラインサービスです。
「旅のテーマパーク」と称されるこのサービス内では、実在する都市や観光スポットが、すべて3Dグラフィックによって描かれます。ユーザーは自分の分身となるキャラクター「アバター」を操作しながら、パーク内の各所を巡る仕組みです。
スマホやタブレットなどの端末があれば、自宅にいながら誰でも気軽に旅行を疑似体験できます。外出自粛に限らずさまざまな理由から出かけるのが難しい人でも、本サービスで旅を楽しめるようになるかもしれません。
友人などと一緒にログインすれば、最大8人までのグループ旅行も可能です。オンラインで会話をしながら、ゲームをするような感覚で操作できます。
また、Skyパークでは実在の都市のほかに、恐竜のいた時代や映画の中、宇宙空間などを再現することも検討されています。実現すれば、バーチャルな世界ならではの体験もサービスの魅力のひとつになるでしょう。
各国の旅行関連団体が協力
Skyパークは、仮想空間上の京都などの観光スポットを提供し、その後も世界各国の都市や絶景スポットなどを順次追加していく予定です。その開発には、世界各国の政府観光局や関連団体も関係しています。
日本国内では、京都のほかにも北海道や沖縄、瀬戸内など。国外では、オーストリアやカナダ、シンガポールやハワイなどが後援や協力をしています。
リアルな旅行にもつながる体験が可能
Skyパークのサービスは、「のんびり」や「弾丸」のように、リアルな旅行の好みを設定して楽しむことも可能です。
実在の観光地を再現したパーク内を散策するうちに、本物の旅に出たくなることもあるでしょう。そのような場合は、バーチャルな体験をもとに現実の旅行プランを提案してもらい、その場で予約を入れることもできます。
航空会社であるANAにとって、リアルな旅行の需要喚起は本サービスの狙いのひとつです。
コロナ収束後の旅行意欲の向上を見越して、すでに旅行クチコミサイトの最大手「トリップアドバイザー」などとのパートナーシップも構築しています。国内旅行はもちろんのこと、訪日を希望する海外ユーザーが増えれば、地域活性化にもつながると期待されます。
新規設立のグループ会社「ANA NEO」が開発・運営元に
Skyパークの開発と運営のために、ANAホールディングス株式会社は、「ANA NEO株式会社」を設立しました。
航空事業を通して培ってきた豊富な経験やマイレージプログラムのほか、グループ会社「avatarin(アバターイン)」による「newme(ニューミー)」も活用して、リアルを超えた体験の提供を目指します。
newmeとは、観光地や商業施設にアバターロボットを設置し、インターネットを通してログインすることで、遠隔コミュニケーションを可能にするサービスです。時間や距離などの物理的な制約を超えてどこにでも移動できる社会を目指す取り組みとして、すでに2020年4月からサービスを開始しています。
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「Skyパーク」はどこで利用できる?
バーチャル旅行が楽しめるSkyパークは、「SKY WHALE(スカイホエール)」というアプリ中で、サービスのひとつとして提供される予定です。ここからは、SKY WHALEについて紹介していきます。
旅のプラットフォーム「SKY WHALE」とは
SKY WHALEは、旅のプラットフォームとなるアプリです。
2022年のサービス開始を目指し、ANA NEOによって100名以上の体制で開発が進められています。
同サービスのコンセプトは、「時空を超える旅客機」。リアルとバーチャルを融合させ、仮想旅行のほかにもショッピングや医療、行政などのサービスなどを展開していく予定です。また、オープンプラットフォームとして、外部にも解放されることがアナウンスされています。
SKY WHALEの総合プロデューサーには、ゲーム開発スタジオ「JP GAMES株式会社」代表の田畑端氏が就任しました。前職では人気ゲーム「ファイナルファンタジーXV」のディレクターを務めたゲームクリエイターです。
音楽については、ANAのイメージソングも手がけるヴァイオリニスト・作曲家の葉加瀬太郎氏が企画監修を担当します。世界最高水準の映像技術と臨場感あふれる音楽で、新しい旅の体験を提供していく計画です。
SKY WHALEは、あわせて3つのサービスで構成される予定となっており、そのひとつがSkyパークです。ほかに、ショッピングのための「Skyモール」と、スマートシティの実現を目指す「Skyビレッジ」があります。
空港にいるようなショッピング体験ができる「Skyモール」
Skyモールは、空港でのショッピングやエンターテイメントをイメージしたサービスです。バーチャル空間内にショッピングモールがあり、家族や友人と一緒に、自由に歩きながらショッピングや各種イベントを楽しむことができます。
同サービスでは、上で紹介したアバターロボットnewmeなどを活用した、リアルな店舗でのショッピングも計画されています。オンラインで接客を受けながら、実際の商品を購入できるのです。マイルを消費して購入することも可能になる予定です。
すでに世界的にショッピング事業を手がける「AnyMind Group(エニーマインドグループ)」や「Shopify(ショッピファイ)」などと提携関係を築いており、ANAグループならではの商品はもちろん、世界中の商品が購入できるようになります。
また、海外ユーザーが日本製の商品を購入する機会が増えれば、地域創生や地産外商の促進にもつながると期待されています。
リアルなサービスも受けられるバーチャルな街「Skyビレッジ」
Skyビレッジは、未来の街をイメージしたスマートシティです。実際にあるさまざまなサービスを、バーチャル空間内で受けられるようになります。具体的には美容コンサルやエクササイズ、医療や行政、教育などのサービス展開を予定しています。
Skyビレッジは、内閣府の科学技術基本計画で「日本が目指すべき未来社会の姿」として提唱された「Society 5.0(ソサエティ)」の実現に向けた、取り組みのひとつです。
サイバー空間(バーチャル)とフィジカル空間(リアル)を高度に融合させたシステムにより、経済の発展と社会的課題の解決を両立した、人間中心の社会を目指すというものです。
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バーチャルとリアルの融合に期待
仮想旅行サービス「Skyパーク」は、時間や場所にとらわれずに誰もが気軽に利用できるアプリになる予定です。
世界最高水準の技術で、新しい旅の形を提供してくれます。バーチャルな体験を通して、ユーザーは旅行そのものの魅力を再認識できるでしょう。
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まとめ
ANAグループとしては、コロナ収束を見越した旅行需要の拡大や、本業である航空事業の回復につなげていきたいという思惑があります。仮想旅行サービスを非航空事業の柱とすることで、今後の売上拡大を目指しているのです。
一方で、同社のパートナーとなる地域や生産者にも、経済活性化などの恩恵が期待されます。
バーチャルとリアルが融合した未来の社会に向けて、今後の展開が楽しみなサービスです。2022年にリリースされましたらチェックしてみてはどうでしょうか。
この記事の監修者
GMOインターネットグループ株式会社
とくとくBB事業部所属
プロバイダーサービス「GMOとくとくBB」事業責任者/ネット回線の専門家
10年以上にわたりGMOとくとくBBで販売しているインターネット回線全般のマーケティングに携わっており、モバイルWi-Fiから光回線・固定電話回線まで取り扱っているため、通信業界の幅広い知見がある。
現在はGMOとくとくBBの事業責任者をしながら、インターネット回線のスペシャリストとして当サイト「Smafi(スマフィ)や回線系WEBメディア「とくとくBB通信」などさまざまな媒体の監修で活躍中。