乗り換えたくなるLINEMO(ラインモ)のメリットと注意すべきデメリット

  • LINEトーク/音声/ビデオ通話が無制限で利用できる
  • データ容量20GBまでなのに月額2,728円(税込)と安い

などの理由でLINMO(ラインモ)への乗り換えを検討中の方もいるでしょう。
逆に「LINEMOなんて聞いたことない」というような人もいるかもしれません。

この記事では、LINEMOとはどんなブランドか、イチからわかりやすく解説し、メリット・デメリットを紹介します。また、他社からLINEMOに乗り換える際にかかる費用も紹介します。自分に合った携帯電話会社を選ぶための参考にしてください。

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LINEMO(ラインモ)とは?

新たなブランド「LINEMO(ラインモ)」は、ソフトバンクのブランドの1つです。LINE関連のアプリを普段よく使い、料金が安いサービスを探している人に向いています。

LINEMOの概要

LINEMOはソフトバンクが運営している、オンライン専門のブランドです。従来は「SoftBank on LINE」という名称でしたが、2021年よりLINEMOになりました。

LINEMOの特徴は、その名のとおり、LINEをよく利用する人におすすめのブランドです。LINEトーク・音声・ビデオ通話のデータ消費はゼロ、使い放題です。また、たとえ他のアプリの利用などでデータ上限を超えていても、速度制限の対象になりません。

LINE経由での乗り換え申し込みも可能で、eSIM(イーシム)なら物理的なSIM(シム)が自宅に届くのを待つことなく、最短1時間以内での開通が可能ということです(※)。
※SIM:電話番号と契約者を識別するためのカードのこと
※eSIM:スマホ内蔵のSIMのこと

料金プランは月額2,728円(税込)で20GBまでの1種類のみ。LINE関連が使い放題であることを考えると非常にリーズナブルな価格になっています。

LINEMOの対応端末

LINEMOの対応端末はiPhoneのほぼ全てと、Android端末のGoogle Pixel 5、Xperia 5 II、AQUOS zero5G basicなど11種類です。

ただし、LIMEMOの回線はソフトバンクと同じなので、実際はもっと多く、ソフトバンクで使える端末は基本的に使えると考えてよいでしょう。2021年4月現在、動作確認済みの端末は多くないものの、今後ソフトバンクで扱う機種は動作検証予定になっています。

なお、LINEMOでは、他のMVNOと違い、格安スマホを販売していません。そのため、自分でスマホ本体を用意することが必要です。

LINEMOの立ち位置と今後の展開は?

LINEMOがメインターゲットとしているのは、オンラインに慣れたLINEアプリをよく使う若い世代です。これはソフトバンク系列同士でユーザーを奪い合わないための戦略です。

ソフトバンクがヘビーユーザー層を、ワイモバイルがライトユーザーをメインにしているのに対して、「LINEアプリが使い放題・20GBまで使える・料金が安い」という3つで差別化を図っています。競合ブランドとしてよく比較されるのは、ドコモ系のahamo(アハモ)とau(KDDI)系のpovo(ポヴォ)です。

ソフトバンク常務執行役員の寺尾氏によると、LINEで培ったユーザーインタフェース(操作のしやすさ)を活かし、利用者にとって最もフレンドリーな体験を提供していきたいとのことです。

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LINEMOのメリット

LINEMOに加入するメリットは、料金が安く、LINE関連の特典が多いことが挙げられます。また、ソフトバンク系列であるので、5G(ファイブジー)や国際ローミングもそのまま使えるメリットもあります。

プランの内容と料金がシンプル

LINEMOの料金プランはとてもシンプルです。
1種類だけなので、どのプランにするか迷うこともありません。

基本料金やデータ容量などは以下のとおりです。

 
月額利用料 2,728円(税込)
データ容量上限 20GB
通話 22円/30秒
回線 ソフトバンク回線

通話サービスには2つのオプションが用意されています。LINE通話だけでよい人は、特に加入する必要はないでしょう。

 
通話サービス 金額 備考
通話準定額 550円(税込) 5分以内の国内通話が無料
5分を超えた後は22円/30秒
通話定額 1,650円(税込) 国内通話が時間無制限で無料

LINEアプリ使用はデータ消費ゼロ・速度制限なし!

LINEMOのプランでは「LINEギガフリー」というサービスが標準で付いています。

LINEギガフリーには、

  • LINEトーク・音声・ビデオ通話がデータ消費ゼロで無制限に使える
  • データ容量を使い切ってしまっていても、LINEアプリでは通信速度が落ちない

という特徴があります。
ただし、トークでの位置情報の共有やLIVEでの位置情報共有、「みんなで見る」機能によるYouTube閲覧、ニュース記事詳細などは対象外です。LINEギガフリーの細かな対象範囲を知りたい人は、公式サイトでご確認ください。

ソフトバンク回線で高速安定・速度制限しても最大1Mbps

LINEMOが使っている回線は、ソフトバンクと同じです。ソフトバンクおよびワイモバイルと同じ通信品質が、基本的に保証されると考えてかまいません。

また、データ容量を使い切って速度制限がかかった場合も、1Mbps(メガビーピーエス)と他社に比べて高速であることもメリットです。他社の速度制限である500kbps(キロビーピーエス)(0.5Mbps)、200kbps(0.2Mbps)では、ストレスがかかる場面が多くなるでしょう。

1Mbpsがあれば、動画再生や通信量の多いオンラインゲームは快適にできませんが、テキストメールのやり取りや通常のサイトを閲覧する程度なら問題ありません。

5Gにも対応している

追加料金なしで、ソフトバンクと同じ5G回線が使えます。対象地域もソフトバンクの対応エリアと変わりません。
なお、5G回線は5G対応の端末でないと利用できません。

LINEスタンプ使い放題

月額240円(税込)の「LINEスタンププレミアム(ベーシックコース)」に加入すると、LINEスタンプが使い放題になります。

2021年3月17日からは、期間終了時期は未定で「LINEスタンプ プレミアム ポイントバックキャンペーン」が開催されました。
これは、「LINEスタンププレミアム(ベーシックコースまたはプレミアムコース)」に加入すると、月々LINEポイントが240ポイント帰ってくる特典です。

つまり、「LINEスタンププレミアム(ベーシックコース)」に加入すると、実質無料で、700万種類以上のLINEクリエイターズスタンプが使い放題になります。

契約期間の縛りや解約金がない

LINEMOでは契約期間(縛り)が設けられていません。大手キャリアの2年縛りのようなものがないので、いつ解約しても解約金は無料です。この点はほとんどの格安SIMと変わりませんが、いつでも乗り換えられる自由はあったほうがよいでしょう。

海外でも使える

LINEMOは国際ローミングに対応しており、海外でもスマホが使えます。

データ通信量は「海外パケットし放題」を利用した場合は、

1日25MBまで:0円~1,980円/1日、
1日25MBを超えた場合:2,980円/1日

です。(※国際サービス料金は課税対象外)

LINEMOでは「国際ローミング無料」と広告しているので、海外でスマホを使っても基本料で使えると勘違いした人もいるかもしれません。しかし、いつでも海外で使えるものの、別途データ通信料が発生します。

その他(テザリング・eSIM・LINE年齢認証)のメリット

LINEMOに加入する、その他のメリットについて簡単に説明します。

テザリング機能が標準対応

LINEMOのスマホ経由で、パソコンやタブレット端末をインターネットにつなぐ「テザリング」機能に標準対応しています。外出中に大きな画面で動画を閲覧したり、文書を編集したりするのに便利です。

eSIM対応端末が多い

LINEMOがeSIMに対応している端末であれば、SIMカードが郵送されてくるのを待つ必要はありません。LINEMOに申し込みを完了した際に教えてもらえるQRコードを読み取るだけで使えるようになります。自分のスマホがeSIM対応かどうかは、先の「LINEMOの対応端末」の見出し内にあるリンクで確認してください。

LINE年齢認証に対応している

LINEMOはLINE年齢認証に対応しており、「LINE ID検索」や「オープンチャット」などの機能が使えます。

これらの機能は見知らぬ人とも手軽につながれることから、18歳以上であることを認証されていないユーザーは使えません。そのため、LINE年齢認証に対応していない一部の格安SIMでは、機能に制限がかかってしまっています。一方、LINEMOでは、大手キャリアと同じ環境でLINEが使えます。

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LINEMOのデメリット

LINEMOは余計な機能がないシンプルなプランである反面、使う人によっては不便に感じることや、料金にお得感を持てないことがあります。

契約申し込み・問い合わせはオンライン・LINEのみ

LINEMOは実店舗でのサービスが一切なく、契約申し込みや問い合わせはオンラインのみです。ソフトバンクやY!mobileなど、ソフトバンク系列の店舗でも申し込みや契約は受け付けていません。ただし、ソフトバンク常務執行役員の寺尾氏は「簡単なサービス案内などはすることがある」と言っています。

LINEに使い慣れている人なら、申し込みやサポートがLINEでできることをメリットに感じることでしょう。しかし、スマホが故障したり紛失したりした場合には、サポート自体を受けられなくなる場合があります。

家族割や固定電話割引がない

LINEMOでは他社の多くで実施している「家族割引」やインターネット回線、固定電話回線のセット割引がないことが特徴です。

たとえば、ソフトバンクの「新みんな家族割」では、家族の2人目が660円割引となり、3人目以降が1,210円割引になります。
また、ソフトバンクのインターネット光回線を利用すると「おうち割 光セット」が適用され、家族全員が1,100円割引になります。

LINEMOではこうした割引が一切ありません。今後の展開はわかりませんが、2021年4月現在では、家族割引やセット加入による割引は当面なさそうです。

キャリアメールが使えない

LINEMOでは「@softbank.jp」(ソフトバンク)、「@docomo.ne.jp」(ドコモ)、「@ezweb.ne.jp」(au)のようなキャリアメールは使えません。大手キャリアから乗り換える場合は注意しましょう。キャリアメールの代わりに、LINEMOではGmailやYahoo!メールなどのフリーメールを利用します。

現在ではフリーメールでもそれほど不便に感じることはなくなってきました。
しかし、どうしてもキャリアメールのアドレスを使い続けたい場合は、不便に感じることでしょう。また、フリーメールからのメールを着信拒否にしている人もおり、いつものようにメールが届かない人が出るかもれません。

キャッチホン、留守電・転送電話、ナンバーシェアなど、電話の通話サービスが使えない

LINEMOではキャッチホン、留守電、転送電話、ナンバーシェアなどのサービスが使えません。ただし、留守番電話と転送電話に関しては、2021年4月以降の検討対象としており、利用できるようになる可能性があります。

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「LINEMO」に乗り換える際の解約金・手数料

総務省が作成したガイドラインの影響があり、解約金・手数料は安くなりました。LINEMOでは、現在の携帯電話会社の契約期間中に解約しなければ、多くの場合で費用はほとんどかかりません。

※以下の情報は、2021年4月現在の情報です。

各種手数料の違いについて解説

まず、乗り換え時に発生する各種手数料の違いについて、簡単に解説しておきます。

MNP転出手数料(番号移行手数料)

乗り換え先でも同じ電話番号を使い続けたいときに、元の携帯電話会社に支払う手数料です。従来は2,000~3,000円でしたが、2021年4月から大手キャリアにおいては無料化されました。

事務手数料

乗り換え時は、元の携帯電話会社に「MNP転出手数料」として事務手数料支払っていましたが、現在は費用が発生しなくなりました。また、乗り換え先には「契約事務手数料」という形で事務手数料を支払いますが、LINEMOではどの会社から乗り換えても無料です。

解約金(契約解除料・違約金)

名称はさまざまですが、契約期間中に途中解約することで発生する違約金です。大手キャリアでは「2年縛り」が一般的でしたが、今後は基本的になくなる見通しです。

SIMロック解除手数料

キャリアで購入したスマホを、格安SIMで使いたいときにかかる手数料です。ソフトバンク、ドコモ、au、はいずれも対面対応の場合3,300円、Web手続きでは無料です。SIMロック解除が必要かどうかは端末やキャリアによって異なります。

ソフトバンク/Y!mobileからLINEMOに乗り換える際の解約金・手数料

LINEMOと同じソフトバンク系列からの乗り換えでは、各種手数料が優遇されています。乗り換えの費用はかかりません。

 
手数料 支払先 金額(税込)
MNP転出手数料 ソフトバンク・Y!mobile 無料
解約金 ソフトバンク・Y!mobile 無料
契約事務手数料 LINEMO 無料

なお、Y!mobileでは、契約期間中にソフトバンク系列以外に乗り換えると10,450円の解約金が発生しますが、LINEMOに乗り換える場合は無料です。

ドコモからLINEMOに乗り換える際の、解約金・手数料

ドコモからLINEMOに乗り換える際は、解約金が大きくなる場合があることに注意が必要です。

 
手数料 支払先 金額(税込)
MNP転出手数料 ドコモ 無料
※2021年4月から
解約金 ドコモ 1,100円
※2019年10月1日以降の契約:10,450円
※上記以外(金額はドコモ「ギガホなどの場合」
契約事務手数料 LINEMO 無料

au/UQ mobileからLINEMOに乗り換える際の、解約金・手数料

auからLINEMOに乗り換える場合も解約料以外の手数料はかかりません。契約期間中に解約する場合は契約日を調べておきましょう。

 
手数料 支払先 金額(税込)
MNP転出手数料 au 無料
解約金 au 2019年12月26日以降の契約:1,100円
2019年12月25日以前の契約:10,450円
契約事務手数料 LINEMO 無料

UQ mobileでは期間契約がないため、スマホだけのプランでは解約金は発生しません。しかし、加入しているプランによっては解約金がかかります。

 
手数料 支払先 金額(税込)
MNP転出手数料 UQ mobile 無料
解約金 UQ mobile くりこしプラン/スマホプラン:無料
おしゃべり・ぴったりプラン:10,450円
契約事務手数料 LINEMO 無料

楽天からLINEMOに乗り換える際の、解約金・手数料

楽天モバイルではプランやキャンペーン適用によって、解約金が変わります。やや複雑なので、公式ページを参照するか楽天に問い合わせをしてみましょう。

 
手数料 支払先 金額(税込)
MNP転出手数料 楽天 無料
解約金 楽天 基本プラン:無料
基本プラン以外:最大10,450円
(プランによって金額が異なる)
契約事務手数料 LINEMO 無料

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LINEMOのその他の注意点

その他の細かい注意点を最後に説明しておきます。

eSIMを使う場合には他のデバイスが必要

eSIMを使う場合には、最初だけ、設定用のQRコードを表示させるために、スマホ以外のデバイスとインターネット環境が必要です。

Apple Watchのセルラーモデルは使えない

eSIMを搭載しているApple Watchのセルラーモデルは、ソフトバンクでは使えますが、LINEMOでは使えません。

LINEMO乗り換え後はニンテンドーアカウントのメールアドレスを更新する

ニンテンドーアカウントのメールを更新しておかないと、任天堂が本人確認を取れず、サーバーからアカウントを自動的に削除してしまいます。大手キャリアから乗り換えた人がマリオカート「ゴールドパス」、FEH「フェーパス」などを利用できなくなり、問い合わせが相次いでいるようです。

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まとめ

以上、LINEMOの特徴やメリット・デメリットについて解説してきました。

LINEMOはシンプルな料金プランとLINEアプリがお得に使えることがメリットです。また、ソフトバンク回線を使っているため5Gや海外使用にも対応しており、通信品質やエリアにも問題ありません。

一方、実店舗がなく全てをオンライン上で行わなければならないのがデメリットです。また、家族割引やセット契約の割引がないこと、キャッチホンなどの通話周りのサービスが充実していない面もあります。

LINEMOに乗り換えを考える際は、解約料さえ発生しなければ、多くの場合で追加費用が無料か少額で済みます。この記事を読んで自分に合うサービスだと思った方は、LINEMOへの乗り換えを検討してはどうでしょうか。

※公開日時点の情報のため、お申込みの際は実際のお申込みページの情報をご確認ください。

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