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ドコモ光を契約する際にチェックするポイント

同じドコモ光を契約するのでも、契約先やプロバイダーをどこにするかで違いが出てきます。そこで、この記事ではドコモ光に関する基本的な情報や契約時に必要なものをはじめ、契約先選びでチェックするポイントについて解説します。

1ドコモ光とは

最初に、ドコモ光がどのような仕組みで提供されているかという基本的な情報と、ドコモ光を利用することで得られるメリットについても詳しく説明します。

ドコモ光の仕組み

「ドコモ光」はドコモが提供するインターネットサービスです。自宅などでインターネットを利用する際は、外から通信回線を引き込んでパソコンとつなぐ必要があります。ドコモ光は光回線の一つですが、同じように光回線として一般的に知られているフレッツ光とはなにがどう違うのかと疑問に思う人もいるかもしれません。フレッツ光はNTTが提供している光ファイバーを利用した回線です。

ドコモ光は、実はこのフレッツ光の回線設備を利用して契約者に提供されています。2019年7月1日からは、フレッツ光を利用している人がドコモ光に契約を変更する場合、工事が不要になったため、提携プロバイダーの利用などの条件があるものの、契約先の変更手続きをするだけで、そのままインターネットを使うことができるのです。また、ドコモ光は日本各地で提携しているケーブルテレビの設備を利用してサービスを提供するケースもあります。

ドコモ光のメリット

自宅でインターネットに接続する場合、かつては電話回線を利用したISDNやADSLなどの通信サービスを使うのが一般的でした。しかし、光回線が使われるようになったことで、通信の速度はもちろん、安定性も格段にアップしたのです。ADSLなら上り速度が最大で12.5Mbps、下りで50.5Mbpsのところ、ドコモ光のような光回線では上下とも1Gbpsの速度が可能になっています。

また、ドコモ光はパソコンでインターネットを利用するだけではなく、テレビにつなげて映画やスポーツアニメなどが楽しめるのです。ドコモ光で選べる映像サービスは「ひかりTV for docomo」や「スカパー!」、「dTVチャンネル」など複数あり、多彩な専門チャンネルやオンデマンド作品を視聴することができます。

また、Wi-Fiでダウンロードすることができるため、家の中であるか外であるかにかかわらず動画や音楽、雑誌などのコンテンツも楽しむことが可能です。しかも、ドコモ光のWi-Fiを利用すればスマートフォンの速度制限も心配する必要がありません。

2ドコモ光はどこで契約できるのか

では、さまざまなメリットがあるドコモ光はどこに行けば契約できるのでしょうか。ここではドコモ光の契約方法として、ドコモショップや家電量販店、WEB上が挙げられますが、それらについて説明します。

ドコモショップで契約をする

ドコモ光はNTTドコモが提供しているサービスであるため、もちろんドコモショップで契約することが可能です。ショップで契約する場合、ショップが開いている時間内であれば、自分の都合のいいときに出向けて、直接お店のスタッフから説明を受けることができます。

また、公式ホームページ上で来店したい日時を登録し、来店予約を入れることも可能です。予約を入れておけば店舗の混雑具合などを気にする必要がありません。当日のカウンターの空き具合によるものの、優先的に案内してもらうこともできます。

家電量販店で契約をする

家電量販店でもドコモ光の契約をすることが可能です。家電量販店で申し込む場合、基本的には店舗に来店して契約する方法のみで、インターネットでの申し込みはできません。家電量販店で申し込みを行うと、その店舗からインターネットに接続するために必要な認証IDとパスワードが発行されます。また、ドコモ光の利用料の支払先はあくまでNTTドコモであり、家電量販店ではありません。

家電量販店では、ドコモ光を契約すると受けられる特典やお得なキャンペーンが実施されていることが多いです。ただし、特典やキャンペーンについては、家電量販店が独自に企画しているため、どこの家電量販店で契約するかによって違いがあります。

WEB上で契約する

インターネットを実際使えるようにするためには、光回線の契約だけではなく、インターネットの世界への窓口となってくれるプロバイダーとの契約も必要です。ドコモ光の契約に関しては、ドコモでの契約や家電量販店での契約の他に、直接このプロバイダーのWEBサイトを通して契約することも可能なのです。

プロバイダーのWEBサイトで契約する場合は、各プロバイダーの公式ページから申し込みをします。店舗にわざわざ出向く必要がなく、インターネット上で契約を行える点がWEB上で契約するメリットのひとつです。

また、家電量販店で契約するときと同じように、契約することで特典がつきます。ただ、特典の内容は各プロバイダーで異なります。

3契約時に必要なもの

ドコモ光の契約時には、いくつか必要になるものを揃えておかなければなりません。そこで、ここからは契約時に必要なものについて詳しく説明します。

本人確認書類

ドコモ光を新規で契約をする際、家族や法定代理人などの代理人が行うことはできず、直接本人が契約を行わなければなりません。そこで、まず必要となるのが本人確認書類です。本人確認書類としては、氏名や現住所、生年月日などが記載されている有効期限内のもので、運転免許証があれば一番いいでしょう。

もし、運転免許証がなければ、健康保険証や顔写真入りの住民基本台帳カード、在留カードまたは外国人登録証明書でもかまいません。契約者が未成年の場合は、未成年者本人の本人確認書類に加えて、親権者の同意書と親権者の本人確認書類が必要です。

なお、契約者本人が小学生以下という契約はできず、小学生が契約をしたいという場合は親権者名義での契約となります。また、法人が契約する場合は、法人の登記簿謄本または印鑑証明書のほか、契約手続きに来店する者の本人確認書類、委任状か社員証、または法人の名前がわかる名刺なども必要です。

支払いに利用するカード情報

ドコモ光の利用料の支払いに関しては、支払い方法によって必要なものが違います。月々の料金の支払いをクレジットカード払いにする場合は、利用する予定のクレジットカードの情報が必要です。口座振替で支払いをしたいというケースでは、キャッシュカードが必要になります。どちらも、本人名義のカードです。

ただし、契約者が未成年者の場合、本人はクレジットカードを持っていないということもあるでしょう。そのときは、親権者のクレジットカード情報を求められることがあります。口座振替を希望する場合は、取り扱い金融機関に入っているかどうかの確認をしておかなければなりません。

もし、クレジットカードもキャッシュカードも持っていないというときは、金融機関の預金通帳と印鑑があれば契約することができます。なお、契約する際に印鑑の捺印を求められる可能性があるため、準備しておきましょう。

ドコモの携帯電話番号

携帯電話でドコモを利用している人なら、携帯電話の情報も契約時に必要になる場合があります。また、携帯電話の契約内容を確認するうえで、暗証番号を使うことがあるため、把握しておいてください。

店舗で契約するときは、携帯電話を持参しましょう。ドコモの携帯電話を契約している場合は口頭で本人確認を行うため、原則として本人確認書類は必要ありません。

フレッツ光やケーブルテレビでインターネットを利用していて、ドコモ光に契約を変更する転用手続きをするときは、名義が同一である必要があります。また、転用承認番号が与えられるため、その番号も契約時に必要です。

契約事務手数料

ドコモ光をドコモの店舗で契約するときは、契約事務手数料が必要となります。契約事務手数料とは、携帯ショップで新規契約を行う際に必要になる手数料のことです。支払いはその場でするのではなく、初月の利用料金と合わせて翌月一緒に請求されます。手数料としては3,000円(税抜)程度必要です。

4契約方法選びでチェックするポイント

ドコモ光を契約する際、契約方法によって発生する料金や契約時の特典内容などが異なります。どこでどんな料金が発生するのか、どんな特典を受けられるのかを把握しておかないと、損してしまう可能性もあるでしょう。

そこで、ここからは契約時の申し込み内容についてもう少し詳しく説明します。

契約によって発生する料金

契約後は月額料金が発生します。これは契約している限りずっと負担しなくてはいけないものであるため、家計の収支を考えるうえで大切なポイントです。ただ、最初に契約するときには月々の料金とは別の料金が発生することがあり、注意しておかないと意外な出費で家計が圧迫されることもあります。

例えば、契約時で準備が必要なものとして説明したとおり、ドコモの店舗でドコモ光の契約をする場合は契約事務手数料が発生します。携帯電話を所有している人ならば、最初に契約したときに手数料が必要になった記憶があるかもしれません。

一方、家電量販店やWEB上で契約するときは、ドコモの店舗で契約する時のような契約事務手数料という形での料金は発生しません。ただし、サービス基本料が発生することがあるため、契約月に手数料がいらなくても、毎月の負担が増す可能性はあります。

そのため、サービス基本料が発生するのかどうか、料金はいくらかという点をチェックしておくことが大切です。たとえば、エディオンの場合はエディオンネットの利用料としてサービス基本料金300円(税抜)が発生し、毎月の月額料金に含んだ形で請求されます。

家電量販店やプロバイダーで契約すると契約事務手数料が必要ないことを考えると、ドコモの店舗で最初の契約時に3,000円(税抜)必要なのは、損した気分になってしまうかもしれません。ただし、最初に3,000円(税抜)払うだけで、後はサービス基本料のような料金がかからないことを考えると、長期間契約を継続する場合はかえって負担が少ない場合もあります。

そのため、部分的なところだけに注目するのではなく、全体でどれだけ料金が発生しているかを見極めて契約先を決めることが大切です。

契約時の特典内容

契約に際して、各社さまざまな特典を用意しています。例えばドコモの場合、dポイントがプレゼントされるというのが特典も実施しています。また、キャッシュバックを特典の目玉に挙げているところもあり、映像サービスと組み合わせて申し込むとキャッシュバックが増額されることもあります。

さらに、工事費が無料になるキャンペーン期間に契約をすれば、初期費用を抑えることが可能です。特典内容は契約先によって違いがあるため、自分に合った特典を選ぶといいでしょう。

契約先のサービス内容

契約先プロバイダーを選ぶポイントとして、契約先のサービス内容も確認しましょう。例えば、自宅でのWi-Fi利用に欠かせないWi-Fiルーターの用意があるのか、お得に使えるのかやdマガジンやdヒッツ、dグルメなどのコンテンツがお得に楽しめるか、ドコモ光電話が利用できて、電話代がお得になるかどうかなどです。

次世代技術であるv6プラス対応のWi-Fiルーターを用意しているプロバイダーであれば、通信の速度遅延に悩まされることがなく、快適な通信環境でインターネットを楽しむことができます。特典と同様に、サービス内容に関しても自分の要望に合ったものを選ぶようにするといいでしょう。

5プロバイダー選びでチェックするポイント

プロバイダー選びについても、いくつかのチェックポイントがあります。例えば、通信速度や月額料金の違い、サービス内容やポイントキャッシュバックの違い、そしてルーター入手方法についてなどです。そこで、ここからはプロバイダーで違いのあることを中心にチェックポイントを説明します。

通信速度の違い

インターネットの通信速度が遅くなる原因にはいくつがありますが、最も大きな原因は利用者が多くなることで回線が混雑することです。通信技術も日々進歩し、次世代の通信技術として提供されるようになってきたものにv6プラスがあります。

v6プラスは従来の利用者によるアクセスが集中するポイントを通らないため、通信がスムーズだということが大きなメリットです。そのため、ストレスのかからない通信環境が欲しいという人の場合はv6プラスに対応しているプロバイダーを選ぶと、快適に動画やウェブサイトを楽しむことができます。

月額料金の違い

月額料金はプロバイダーによって異なり、ドコモの場合は携帯電話とドコモ光を両方使う場合にセット割があります。セット割を利用すると携帯電話の基本使用料やパケットパックの定額料金から割引がされるのです。

ほかにも、ドコモ契約年数で割引されるなどの割引キャンペーンもあり、結果的に月額料金が安くなることもあります。そのため、月額料金を抑えたいという人の場合は、割引サービスの付いているプロバイダーを選ぶといいでしょう。

サービス内容の違い

プロバイダーによって提供しているサービス内容にも違いがあります。

例えば、ドコモでは従来から遠隔でオペレーターが設定してくれるドコモ光ルーター01やインターネット接続情報の管理が不要なドコモnet、光ルーターセキュリティがセットになったネットトータルサポートがありました。それに加え、2019年7月からは、デジタル機器補償サービスとネットワークセキュリティもセットになった「あんしんパックホーム」の提供も開始されます。

GMOとくとくBBならば、自宅のパソコンはもちろんスマートフォンも守ることができる「インターネット安心セキュリティ」があります。しかも、月額500円(税抜)のところ、1年間は無料です。セキュリティのほかにも工事費が無料になるプロバイダーもあり、どのサービスを利用するのが合っているかを考えて選ぶといいでしょう。

ポイントキャッシュバックの違い

キャッシュバックはプロバイダーによって、ある場合と無い場合があります。そもそも、キャッシュバックとは、契約後に現金が購入者に戻ってくることです。キャッシュバックのあるプロバイダーを選ぶことで、実質的に出費が少なくて済みます。

Wi-Fiルーターの入手方法の違い

ネットワークに接続するときに必要な機器としてルーターがあります。ドコモ光を契約した際に使うルーターは、レンタルする場合と自分で購入しなければならない場合があるため、契約時にどちらか把握しておくことが必要です。基本の契約ではルーターのレンタルまで含まれていません。

v6プラスにも対応するドコモ光ルーター01は2019年時点では最新規格のルーターです。高速通信や快適な通信環境が確保できるほか、遠隔設定に対応していたり、家庭内のネットワークまで脅威から守ってくれたりというメリットもあります。

ただし、レンタルがなく購入する必要があるため、初期費用が高くなるという点がネックです。一方、v6プラス対応の高性能Wi-Fiルーターをレンタル料無料で利用することができるプロバイダーもあるのでチェックしておきましょう。

「v6プラス」に対応しており高性能と評されているルーターは3つあります。一つはNEC製のAterm WG1900HP2です。こちらはコンパクトでアンテナが内蔵されています。二つ目は、BUFFALO製のWXR-1750DHP2です。

こちらは、アンテナが搭載された大型可動式のWi-Fiルーターで、混雑時にも強いことが特徴です。最後に、ELECOM製のWRC-2533GST2です。複数接続しても高速で安定した通信が可能なルーターです。それぞれメリットがあるため、各自のニーズに合わせて選ぶといいでしょう。

キャッシュバックキャンペーンがあるかどうか

各提供事業者で独自のキャッシュバックキャンペーンを行っている場合があります。契約プランによってもキャッシュバックの金額は異なりますが、基本の2年定期契約プランに、映像サービスをプラスすることでキャッシュバックの金額がさらに増額されるという特典もあります。

スポーツコンテンツが豊富なDAZN for docomoとセットで申し込んだり、ひかりTV for docomoをセットにしたり、ひかりTV for docomoとDAZN for docomoの両方をセットで契約など映像コンテンツを楽しみたい人は、キャッシュバック特典も考えて契約するプロバイダーを選ぶとお得になります。

dポイントがプレゼントされる

ドコモで契約するときだけではなく、各プロバイダーで申し込んでもNTTドコモが提供するdポイントがプレゼントされます。貯めたdポイントは買い物に使うことができるほか、携帯電話の月額料金に充てることが可能です。

さらに、dカードGOLDユーザーは、ドコモの携帯電話とドコモ光の利用料金の10%(1000円で100ポイント)が貯まるという特典があるプロバイダーもあり、ポイントを効率よく貯めることができます。

6チェックポイントを考慮しながらドコモ光を契約しよう

ドコモ光は光回線を利用しているため通信速度が速く、ドコモの携帯料金もセットでお得になるだけでなく、テレビに繋げてさまざまな映像コンテンツも楽しめます。

ただし、契約先や利用するプロバイダーによって、提供されるサービスもさまざまです。ドコモ光の仕組みやプロバイダーの選び方を理解した上で、ドコモ光を検討してみてはいかがでしょうか。

※公開日時点の情報のため、お申込みの際は実際のお申込みページの情報をご確認ください。
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この記事の監修者

上米良 智文

GMOインターネットグループ株式会社
事業統括本部 宮崎オフィス マーケティングチーム所属

プロバイダーサービス「GMOとくとくBB」マーケティング担当者/光回線のエキスパート

2015年にGMOインターネット株式会社(現・GMOインターネットグループ株式会社)に入社後、宮崎オフィスのマーケティングチーム立ち上げに参画し、GMOとくとくBBで販売しているモバイルWi-Fiや光回線全般のマーケティングに従事。

現在はドコモ光やauひかりを中心に光回線全般のマーケティング担当をしながら、光回線のエキスパートとして当サイト「Smafi(スマフィ)」や回線系WEBメディア「とくとくBB通信」などさまざまな媒体の監修で活躍中。