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光回線の引っ越しの方法は?手続き方法やお得な情報を紹介!
住居の引越しが必要になったとき、使用している光回線の契約はどうなってしまうのかは事前にはっきりしておきたいポイントではないでしょうか。また、引越しを検討している人の中には、これを機会にお得な光回線へ乗り換えたいという人もいます。そこで今回は、引越し時の光回線の契約に関することや、お得に乗り換える方法・ポイントに関して解説します。
目次
1引越し時に必要になる光回線の手続き
引越しの際、自宅に光回線を引いている家庭は契約の継続・乗り換え・解約の3つを選択できます。それぞれに応じて手続き方法や契約後の流れが異なっているので、あらかじめ確認しておきましょう。また、光回線を提供している会社によっては、引越し先のエリアが対象外の可能性もあります。このようなケースでは、契約を継続することができません。乗り換えか解約を行わなければならない可能性もあります。どのエリアまでが対象かは各会社のHPやパンフレットなどで確認できます。引越し時の準備と一緒に契約内容に関してもチェックしておくことが大切です。もし、使用している回線がエリア対象外であれば、引越しする地域を対象としている回線を探す必要があるでしょう。
継続する場合
現在利用している光回線を引越し後も継続する場合は、契約している回線会社へその意思を伝えなければなりません。そのまま契約を継続するといっても、移転先での開通工事やそれに伴う費用(手数料など)も必要です。そのため、移転先での光回線開通に関わる工事が立ち会いのみで、ほかの手間がかからないケースや、どうしても同一の会社を利用したいという場合を除いては、契約を継続することは、あまりおすすめできません。また、移転先が戸建住居であれば比較的に継続がしやすくなり、対象エリア内であることは必要条件になります。
引っ越す住居がマンションなどの集合住宅では、建物内に契約している回線が引かれているかどうかを確認しなければなりません。希望する回線が引かれていれば工事を行わずに、そのまま利用できます。しかし、回線がなかった場合は管理会社や大家さんなどに確認し、承諾を得てから工事を行う必要があります。建物の状況や賃貸契約の内容によっては工事できない恐れがあるので注意しましょう。さらに、移転先が現在利用しているサービスの対象エリア外であれば、契約は継続できません。光回線は会社ごとに提供できるエリアが決まっています。例えば、NTT東日本の場合は、関東地方や東北地方などが対象エリアです。関西方面ではNTT東日本の回線を導入できないので、契約は継続できません。
乗り換えをする場合
引越しと同時に回線を乗り換える場合は、契約している回線会社に解約手続きを依頼します。そして、乗り換え先の会社へ新規回線申し込みを行う必要があります。ただし、解約する時期によっては、解約金・違約金が発生することがあるので、予算内で収まるかどうかを確認しておきましょう。乗り換え先の回線会社が工事費や解約金を負担するケースや、キャッシュバックキャンペーンを実施していることもあります。そのため、契約を継続するよりも乗り換える方がコスト的にお得なケースもあることを理解しておきましょう。
また、乗り換える際、引越し先が戸建の場合は好きな回線を選ぶことができます。マンションなどの集合住宅ではすでに決まった回線設備が導入されていることもあり、選べない可能性もあります。引越しするときには、乗り換え先の回線会社だけでなく、移転先の住居に関しても十分にチェックしておかなければなりません。
解約する場合
継続・乗り換えどちらも行わない場合は、契約している回線会社と解約手続きを行わなければなりません。手続きの流れとしては、まず解約している回線・プロバイダーに解約の旨を伝えます。そして、解約に必要な書類やメールが送られてきた後に、それらへ必要事項を記入して提出すると解約申込ができます。その後、レンタル機器の返却や撤去工事を行って完了です。解約時の注意点としては、乗り換えと同様に解約金・違約金が発生する恐れがあります。回線の契約期間は各会社に決められており、その契約期間中(更新月以外)に解約すると解約金・違約金が発生します。ただし、更新月に合わせて解約すると、解約金は発生しません。解約金は住んでいる住居や契約したプラン、契約年数によって異なるので、パンフレットや公式HPなどで確認しておきましょう。
また、回線を契約した際に、工事費などを分割払いにしていると、解約と同時に残債を一括で支払う必要があります。例えば、分割払いを選択し、30回払い(30カ月で支払い終了)とした場合、12カ月で解約すると残り18カ月分を一括で支払う必要があります。さらに、初期工事費用実質無料などのキャンペーンがありますが、これは分割にした工事費を月額割引により相殺することです。そのため、解約時点で相殺しきれていない費用は一括で請求されるので注意しましょう。このようなことはキャンペーンを受ける際に説明を受けていて、パンフレットなどにも記載されているはずです。しっかり内容を把握して、余計なお金を支払わなくても済むようにしましょう。
2引越し時に必要な工事
引越しを行う際は、光回線に関連した工事をいくつか行わなければなりません。事前に準備しておくこともあるので、どのような工事があるのか把握しておきましょう。この段落からは、具体的にどのような工事があるのか紹介していきます。
光回線の開通工事
引越し先でこれまで使っていた回線の継続や乗り換えをする場合でも、移転先の住居で工事が必要です。引越し先が戸建て住宅の場合、具体的には、まず光回線ケーブルの引き込みから行います。もし、移転先の住居に光コンセント(インターネットへ接続するためのコンセント)があれば、この工事は必要ありません。そのため、引越し前には光コンセントの有無を確認しておきましょう。光ケーブルを引き込むには、まず自宅周辺にある電柱から自宅内へ回線を引き込みます。このとき、自宅の外壁から部屋の中へ回線を引き込みますが、配線用の穴などがない場合は壁に小さな穴を空けなければなりません。
回線を引き込んだあとは、光コンセントとONU(終端装置)の設置を行います。そして、実際にインターネットへ接続できるかどうかの確認作業が行われ、問題なければ工事完了です。最後の確認作業は工事スタッフが持ち込んだPCで行われます。契約内容や建物の環境によっては光コンセントを設けることなく、ONUへそのまま接続ケースもあります。さらに、スマホやタブレット端末などを利用する場合は、レンタルしたWi-Fiルーターを設置したあと接続確認も行われるので、自分で難しい設定を行う必要はありません。これらの工事は、依頼者の立会のもとで行われます。また、マンションタイプの場合はすでに光回線環境が整っているケースもあります。この場合は工事に立ち会わなくても問題ありません。
原状復帰のための撤去工事
これまで住んでいた住居が賃貸だった場合、現状復帰のために引き込んでいた回線の撤去工事を行わなければならないケースもあります。撤去工事を行う際は、あらかじめ工事日を決定しなければなりません。大家さんや管理会社などにも事前に連絡しておきましょう。そして、契約者の立ち会いのもと、引き込んだ回線やインターネット接続に必要な機器を全て撤去していきます。レンタルしていた機材があれば、それらも全て返却しなければならないので、大切に保管しておきましょう。また、場合によっては撤去工事が必要ないケースもあります。大家さんや管理会社によっては、回線環境を残しておいてほしいと言われることもあるので、撤去工事が必要かどうかは相談しておきましょう。
3引越し時にかかる費用
引越し時にかかる費用は契約内容によって変わってきます。具体的にどのような種類があるのか、事前に知っておくことで予定外の出費を抑えて、金銭的なトラブルを防ぐことも可能です。新規契約や継続利用などでかかる費用は変わってくるため、どのくらいの費用なのかもここから紹介していきます。
乗り換え・新規
乗り換えや新規契約により、引越し先で新たに光回線を導入する場合は工事費用や解約金・違約金がかかることがあります。まず、工事費用に関しては、これまで住んでいた住居に設置していた回線設備の撤去費用と、移転先で回線を引くための工事費用です。ただし、新規契約によるキャッシュバックや、乗り換えによって発生する解約金を負担してくれるサービスなどを受けられることがあります。これらの割引サービスを利用すると、工事費用の負担を軽減させられます。乗り換えや新規契約を行う各回線会社のキャンペーン・サービス内容も確認し、どこと契約するのかを決定する参考にしましょう。
また、乗り換えの場合は、分割払いにしていた初期工事費用を一括で支払わなければならない場合があります。さらに、契約内容によっては回線会社だけでなく、プロバイダーからも違約金・解約金を請求される場合もあるので、どの程度の費用が必要なのかを総合的に確認しておくことが重要です。
継続利用(移転)
これまで使用していた回線を移転先の住居で継続利用する場合でも、新たに開通工事が必要となります。特に、戸建住居の場合は回線設備が整っていないケースもあり、必要な設備を全て揃える工事を行わなければなりません。さらに、マンションに住んでいた場合は、継続契約を選択したとしても現状復帰のための撤去工事費用が発生するケースもあります。撤去費用に関しては、契約内容や住居環境によって異なるので、事前にチェックしておきましょう。
また、継続は新規・乗り換えに比べるとメリットは薄くなっています。どのようなケースでも初期工事費用は発生することが多くなっています。そして、初期工事費用は継続と新規・乗り換え、どちらの場合でも差はほとんどありません。継続の場合は新規契約キャンペーンを受けられないため、コストが多くかかる恐れもあります。そのため、継続して回線を利用するのはメリットがあまりありません。
撤去
契約中の回線を解約し、移転先の住居でも新たに利用しない場合でも、撤去費用が発生します。ほかのケース同様に、現状復帰するためには撤去工事が必要となることが多く、そのための費用も必要です。具体的な撤去工事の内容としては、引き込んだ回線設備の撤去や光コンセントの撤去などがあります。さらに、壁に穴を開けている場合は穴を塞ぐための工事なども行わなければなりません。光コンセントに関しては賃貸住宅の場合、撤去が必要かどうかを大家さんか管理会社に確認しておきましょう。場合によっては撤去不要となることもあります。これらの撤去工事ではそれぞれ費用が発生するので、具体的にどのくらい必要なのか、公式HPや最寄りの店舗なので確認しておきましょう。
そして、撤去のみを希望している場合は引越し先で契約することがありません。そのため、ほかの費用は発生しないので、撤去費用のみを計算しておくことができます。ただし、初期工事費用を分割で支払っている人は、解約時に一括で支払いを求められるため注意しましょう。
4継続と乗り換えどちらがお得?
継続・乗り換えともに移転先での住居で開通工事が必要になります。乗り換えの場合はキャンペーンなどによる割引が受けられるケースが多くなります。新規契約による高額キャッシュバックや月額利用料の割引など、キャンペーンが充実している回線会社は多く、乗り換えによる負担を軽減させられます。そのため、明確な理由がない限りは乗り換えの方がお得になります。注意点としては、乗り換え時にこれまで使用していた回線を解約することで分割で払っていた初期工事費用を解約金と一緒に一括で支払わなければならないことです。
撤去・開通工事費用や手数料などはキャンペーンを適用することで実質無料にすることができても、このような費用が発生すると余計なコストが発生します。解約前には必ず確認し、少しでもコストが発生しないタイミングで乗り換えるようにしましょう。
5光回線をお得に利用するには?
引越し先でも光回線を利用するにあたって、よりお得にするには乗り換えや新規契約を選ぶようにしましょう。この段落では、乗り換え・新規契約によって費用が安く済む方法を3つ紹介します。
キャッシュバックや工事費無料のキャンペーンを利用する
各回線会社では新規・乗り換え限定で前の回線の解約金や工事費相当の費用が返ってくる、キャッシュバックキャンペーンが実施されています。実質無料で新たな回線を契約できるため、多くの人が利用しているキャンペーンです。ただし、キャンペーンの内容は時期や回線会社によって大きく異なります。良いタイミングで利用できると初期工事費はもちろん、毎月発生する利用料を安くすることもできます。自分が検討している契約内容ではどのようなキャンペーンが適用できるのかをチェックしておきましょう。
また、キャッシュバックとは別に、工事費を無償にできるサービスや、乗り換え利用に関する違約金を補填できるケースもあります。例えば、発生した違約金相当の額を毎月かかる通信料から還元するサービスです。ただし、モノやサービスと交換できるポイントで還元している回線会社もあります。還元方法についても調べておきましょう。そして、このようなサービスは契約時に継続利用する期間を定められることもあるので、契約内容は十分に確認しておく必要があります。
携帯とセットで契約してセット割引を受ける
ドコモ光などの回線会社の場合、携帯電話とセットで契約を行うことで、割引を受けられるパターンもあります。携帯電話の月額の使用料と合わせて割引が受けられるため、毎月の出費を抑えることが可能です。具体的には、ドコモ光の場合、インターネット回線とスマホの両方をセットで契約すると毎月100円~3500円(税抜)の割引が受けられます。プラン内容によってどの程度の割引が受けられるかは異なるので、契約時に確認しておきましょう。
このようなセット割はキャリアごとにキャンペーンの内容が違います。自身が契約しているキャリアが提供している光回線のキャンペーン情報は常に確認しておくと、余計なコストを抑えられます。キャンペーンの内容は時期によって予告なく変更になることや、新たなプランが更新されることもあるので、こまめにチェックしておくことが大切です。
6引っ越し時の注意点
光回線の引越し時にはいくつか注意しておくべきポイントがあります。この段落では、そのポイント2つ紹介します。引越し時に慌てないよう、あらかじめ把握しておくことが重要です。
開通工事完了まで時間がかかることがある
引越し先での開通工事は、完了までに時間が長くかかってしまうことがあります。特に、引越しシーズンなど業者への依頼が混み合っている時期では、工事開始までの期間が希望している日よりも長くなるケースがあることも理解しておきましょう。工事完了までに期間に関して、長い場合は1カ月以内に終わらないこともあり、この間は自宅内でのインターネットは利用できません。そのため、なるべく早いうちから工事開始の申し込みを行いましょう。多くの場合、1カ月以上前に申し込みを済ませていれば、引越しするタイミングと同時に工事が開始できます。開通工事の手続きは引越し先の住所が決まり次第行い、スケジュールの検討は慎重にしましょう。また、工事開始予定日はいくつか候補を設けておくと、よりスムーズに手続きが完了します。
引越し先で利用可能な回線か
契約を希望している回線が、引越し先で利用可能かどうかは事前に確認しておくべきことの1つです。回線によっては東海地方のみで利用できる、といった限られた地域でのみ対応しているものや、西日本全域というように広い範囲までカバーしているタイプもあります。契約時には回線会社から、このエリアに関する説明を受けます。しかし、事前に対応エリアを把握しておくと慌てる必要はなくなるので、各会社の公式HPで確認しておきましょう。また、エリア的な問題はなかったとしても、住居の環境によって利用できないケースもあります。
例えば、マンションなどの集合住宅では、利用できる光回線が限定されていることもあり、引越し前に管理会社などへ問い合わせておかなければなりません。このような場合、回線を継続して契約しようとしても引越ししてから利用できないため、手続き前には確認を済ませておく必要があります。
7光回線の引っ越しはお得な乗り換えがおすすめ!
光回線を引越し先でも利用し続けたいと検討している人は、乗り換えを選択するようにしましょう。乗り換えと継続では必要な手間や時間は変わりませんが、コスト面で差があります。乗り換えの場合は割引などのサービスが利用できるため、継続よりもお得に光回線が利用可能です。新規・乗り換え限定のお得なサービスをうまく利用して、金銭的な負担の少ない引越しをしましょう。
※公開日時点の情報のため、お申込みの際は実際のお申込みページの情報をご確認ください。この記事の監修者
GMOインターネットグループ株式会社
事業統括本部 宮崎オフィス マーケティングチーム所属
プロバイダーサービス「GMOとくとくBB」マーケティング担当者/光回線のエキスパート
2015年にGMOインターネット株式会社(現・GMOインターネットグループ株式会社)に入社後、宮崎オフィスのマーケティングチーム立ち上げに参画し、GMOとくとくBBで販売しているモバイルWi-Fiや光回線全般のマーケティングに従事。
現在はドコモ光やauひかりを中心に光回線全般のマーケティング担当をしながら、光回線のエキスパートとして当サイト「Smafi(スマフィ)」や回線系WEBメディア「とくとくBB通信」などさまざまな媒体の監修で活躍中。