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【2021年版】iPad全シリーズ徹底比較! Pro・Air・miniとの違いや選び方も紹介

2021年4月、Appleから新しいiPad Proが発表されました。
最新型のMacと同系統のCPUを搭載し、従来よりも高性能になっています。
iPadにはシリーズが4つもあるので、「どれを買ったらいいの?」と迷っている人もいるかもしれません。

そこでこの記事では、iPad全シリーズ(iPad/iPad Pro/iPad Air/iPad mini)の特徴やスペックを徹底比較し、それぞれの違いを分かりやすく解説します。
また、さまざまな用途にピッタリのiPadの選び方についても紹介します。

iPadをはじめ、タブレット端末の購入を考えている人はぜひ参考にしてください。

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iPadシリーズ全体を把握しよう

Apple(アップル)のiPadは、同社のiPhoneやiPod touchの技術をベースにつくられたタブレットです。
タッチパネル型の大きな画面を備え、さまざまなアプリを追加することで仕事からゲームまで幅広く使えます。
本体だけでもさまざまな作業をスムーズに行えますが、Apple純正のキーボードやタッチペンを組み合わせれば、使い勝手はさらに向上します。

同社製品との相性のよさも、iPadの特徴でしょう。
iPadをMacの外部ディスプレイにできる「Sidecar(サイドカー)」や、iPhoneなどとの間で写真やテキストを簡単にコピー&ペーストできる「ユニバーサルクリップボード」など、便利な連携機能が豊富です。

製品名に「Pro」などの単語がつかない「iPad」は、シリーズのなかでもっとも歴史の長い機種です。
初代のiPadは2010年に登場しました。
これをベースに特徴の異なる4種類のiPadが誕生し、現在では以下の4種類があります。

  • iPad Pro
  • iPad Air
  • iPad
  • iPad mini

2021年4月に開催されたAppleのイベントでは、最上位機種にあたるiPad Proに新モデルが追加されました。
前年9月には、iPad AirとiPadにも最新モデルが投入されています。
すべての機種が同時に新しくなるわけではないので、ニュースなどで話題の新機能がどの機種で使えるのかわからないという人もいるかもしれません。
そこで、ここからは各シリーズの最新モデル(2021年6月時点)について、特徴やスペックなどを紹介していきます。

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最上位機種のiPad Pro

初代iPad Proは、2015年9月にiPhone 6sなどとともに発表されました。
当初から12.9インチの大画面で、64ビットのA9Xチップと4つのスピーカーを搭載しています。
本体にフィットする折りたたみ式キーボード「Smart Keyboard」と、アート制作などに便利なタッチペン「Apple Pencil」も同時に発表されたことなどから、「Pro」という名前のとおり仕事やクリエイティブワークのための製品として位置付けられました。

最新モデルは2種類の画面サイズがあり、

  • 12.9インチ
  • 11インチ

というラインナップです。
主な特徴としては高性能チップを搭載したことと、美しいディスプレイ、高速通信の3点が挙げられます。

高性能なM1チップ

最新のiPad Proは、両モデルとも次世代の「Apple M1チップ」を搭載しています。
これは最新型のMacに搭載されているものと同系統で、従来の「A12Z Bionicチップ」に比べて計算能力(CPU)は最大50%、グラフィック処理能力(GPU)は最大40%も高速化されています。
高度なARアプリや、フレームレートの高いゲームなどもスムーズに動作する性能です。
バッテリー消費の少なさにも特徴があり、高性能でありながら長時間の使用にも耐えられます。

最新モデルでは、メモリサイズも公表されました。
ストレージ容量によって違いがあり、

  • 512GBまでのモデル:8GBのRAM
  • 1TB以上のモデル:16GBのRAM

を搭載しています。

ハイコントラストなXDRディスプレイ

iPad Proのディスプレイは高精細で広色域ですが、最新の12.9インチモデルではさらにExtreme Dynamic Range(XDR)も採用されました。
これは100万対1のコントラスト比で映像を映し出すというもので、現実世界に近い表現を可能にします。
ディスプレイの背面には1万個を超えるミニLEDが敷きつめられており、表示するコンテンツに応じて細部の明るさが調節される仕組みです。

次世代通信の5GとWi-Fi 6に対応

セルラー(Wi-Fi + Cellular)モデルでは、5G回線への接続がサポートされました。
どこにいても高画質の動画をストリーミング再生したり、大きなファイルをダウンロードしたりできます。
無線LANも最新のWi-Fi 6(802.11ax)に対応しているため、常に最速のネットワークを選んで作業を効率化できます。

iPad Proのスペック

iPad Proの最新モデル(第5世代の12.9インチおよび第3世代の11インチ)の、主な仕様を紹介します。

カラーバリエーション

  • シルバー
  • スペースグレイ

ストレージ容量

  • 128GB
  • 256GB
  • 512GB
  • 1TB
  • 2TB

サイズと重量

<12.9インチ>

  • 幅214.9mm×高さ280.6mm×厚さ6.4mm
  • 682g(Wi-Fiモデル)
  • 684g(Wi-Fi + Cellularモデル)

<11インチ>

  • 幅178.5mm×高さ247.6mm×厚さ5.9mm
  • 466g(Wi-Fiモデル)
  • 468g(Wi-Fi + Cellularモデル)

ディスプレイ

<12.9インチ>

  • 2,732×2,048ピクセル、264ppiのLiquid Retina XDRディスプレイ

<11インチ>

  • 2,388×1,668ピクセル、264ppiのLiquid Retinaディスプレイ

チップ

  • Apple M1チップ
  • 8コアCPU
  • 8コアGPU
  • 16コアNeural Engine
  • 8GBまたは16GBのRAM

カメラ

<背面>

  • 12MPの広角カメラ
  • 10MPの超広角カメラ(視野角125度)

<前面>

  • 12MPの超広角カメラ(視野角122度)

ビデオ撮影

  • 4Kビデオ(24fps、25fps、30fps、60fps)
  • 1080p HDビデオ(25fps、30fps、60fps)
  • 720p HDビデオ(30fps)
  • 1080pスローモーションビデオ(120fps、240fps)

オーディオ

  • 4スピーカーオーディオ
  • 5つのスタジオ品質マイクロフォン

通信方式

  • Wi-Fi 6(802.11ax)
  • Bluetooth 5.0
  • 5G対応(Wi-Fi + Cellularモデル)

SIMカード(Wi-Fi + Cellularモデル)

  • nano-SIM(Apple SIMに対応)
  • eSIM

センサー

  • Face ID
  • LiDARスキャナ
  • 3軸ジャイロ
  • 加速度センサー
  • 気圧計
  • 環境光センサー

バッテリー

  • 最大10時間のインターネット利用とビデオ再生
  • モバイル通信で最大9時間のインターネット利用(Wi-Fi + Cellularモデル)

OSとアプリ

  • iPadOS 14
  • カレンダー、メール、マップ、写真、Safari、TVなどの内蔵アプリ
  • Pages、Numbers、KeynoteなどのApple製無料アプリ

拡張性

  • Thunderbolt/USB 4対応のUSB-Cコネクタ(充電と外部ディスプレイ接続にも使用)
  • Apple Pencil(第2世代)に対応
  • Magic KeyboardとSmart Keyboard Folioに対応

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薄くて軽いiPad Air

「Air」という名前のとおり、本体の軽さに特徴があるのがiPad Airです。
といっても、小型・軽量モデルとしては以前からiPad miniがありました。
iPad AirはiPadと同じ画面サイズを維持しながら本体を薄く・小さくし、処理能力も向上させたモデルです。

プロユースのiPad Proを除けば、iPad Airは現在でももっとも高性能なシリーズです。
iPadやiPad miniより高速な「A14 Bionicチップ」を搭載し、4Kのビデオ撮影にも対応しています。
iPad Proのほうがカメラやスピーカー、拡張性などの細かな点では基礎力が高いものの、ホビーユースには余裕のハイスペックといえるでしょう。

コンパクトで大画面

iPad Airを正面から見たときのサイズは11インチのiPad Proと同じで、iPadよりも少しコンパクトです。
しかし、ディスプレイサイズはiPadの10.2インチより大きい10.9インチとなっています。これは、ほぼ全面をディスプレイが覆うデザインになっているためです。
iPadよりも薄くて軽く、カラーバリエーションも豊富なので、おしゃれに持ち歩くことができます。

仕事にも十分な使用感

iPad Airは、キーボードはMagic Keyboard、Apple Pencilは第2世代に対応しています。
iPad Proと同じものを使えるということなので、文書作成やアート制作の際の使用感は十分でしょう。
仕事用に使うときに気になるセキュリティについては、本体側面に搭載されているTouch ID(指紋認証)を活用できます。

高速なWi-Fi 6と4G LTEに対応

iPad AirはWi-Fi 6の無線LANをサポートしています。
対応するWi-Fiルーターがあれば、非常に高速な通信が可能です。
セルラー(Wi-Fi + Cellular)モデルでは4G LTE回線への接続もできるので、広いエリアでインターネットにつながります。

iPad Airのスペック

iPad Airの最新モデル(第4世代)の主な仕様は、次のとおりです。

カラーバリエーション

  • シルバー
  • スペースグレイ
  • ローズゴールド
  • グリーン
  • スカイブルー

ストレージ容量

  • 64GB
  • 256GB

サイズと重量

  • 幅178.5mm×高さ247.6mm×厚さ6.1mm
  • 458g(Wi-Fiモデル)
  • 460g(Wi-Fi + Cellularモデル)

ディスプレイ

  • 2,360×1,640ピクセル、264ppiの10.9インチLiquid Retinaディスプレイ

チップ

  • A14 Bionicチップ
  • Neural Engine

カメラ

<背面>

  • 12MP広角カメラ

<前面>

  • 7MPのFaceTime HDカメラ

ビデオ撮影

  • 4Kビデオ(24fps、30fps、60fps)
  • 1080p HDビデオ(30fps、60fps)
  • 1080pスローモーションビデオ(120fps、240fps)

オーディオ

  • ステレオスピーカー
  • デュアルマイクロフォン

通信方式

  • Wi-Fi 6(802.11ax)
  • Bluetooth 5.0
  • 4G LTE対応(Wi-Fi + Cellularモデル)

SIMカード(Wi-Fi + Cellularモデル)

  • nano-SIM(Apple SIMに対応)
  • eSIM

センサー

  • Touch ID
  • 3軸ジャイロ
  • 加速度センサー
  • 気圧計
  • 環境光センサー

バッテリー

  • 最大10時間のインターネット利用とビデオ再生
  • モバイル通信で最大9時間のインターネット利用(Wi-Fi + Cellularモデル)

OSとアプリ

  • iPadOS 14
  • カレンダー、メール、マップ、写真、Safari、TVなどの内蔵アプリ
  • Pages、Numbers、KeynoteなどのApple製無料アプリ

拡張性

  • USB-Cコネクタ(充電にも使用)
  • Apple Pencil(第2世代)に対応
  • Magic KeyboardとSmart Keyboard Folioに対応

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リーズナブルなiPad

iPadは4つのシリーズ中でもっとも歴史があり、基本ともいえる製品です。
2010年に登場した9.7インチの初代モデルは、当時のiPod touchを大きくしたようなものでした。
今でこそ当たり前になったカメラもまだ搭載されておらず、モバイル通信も3Gしかサポートしていませんでした。

最新のiPadは、カメラはもちろん高速なWi-Fiと4G LTE回線への接続をサポートしています。
軽量化と高速化が進み、ディスプレイもひとまわり大きい10.2インチになりました。

リーズナブルなタブレット

iPad ProやiPad Airと比較すると、iPadの価格はかなり安く設定されています。
その分、スペックの面では見劣りする部分があるかもしれません。
しかし、ネットサーフィンや動画の視聴、写真の撮影や動画編集など、ひととおりの作業をこなせるだけの実力を備えています。
OSも最新のiPadOS 14なので、機能についても遜色ありません。

キーボードとタッチペンがサポートされている点も、見落とせないポイントです。
最新のものには非対応とはいえ、純正品が使えるので使用感についても問題ないでしょう。
ノートパソコンよりも気軽に使えるセカンドマシンとして、学習用タブレットとしても最適です。

ゲーム機としては本格派

iPadに採用されている「A12 Bionicチップ」は、ホビーユースにも高い性能を発揮します。
さまざまなゲームアプリから好きなものをダウンロードすれば、ポータブルゲーム機のような使い方が可能です。
PlayStationやXboxなどのゲームコントローラーを接続して、より本格的なプレイを楽しむのもよいでしょう。

iPadのスペック

iPadの最新モデル(第8世代)の、主な仕様を紹介します。

カラーバリエーション

  • シルバー
  • スペースグレイ
  • ゴールド

ストレージ容量

  • 32GB
  • 128GB

サイズと重量

  • 幅174.1mm×高さ250.6mm×厚さ7.5mm
  • 490g(Wi-Fiモデル)
  • 495g(Wi-Fi + Cellularモデル)

ディスプレイ

  • 2,160×1,620ピクセル、264ppiの10.2インチRetinaディスプレイ

チップ

  • A12 Bionicチップ
  • Neural Engine

カメラ

<背面>

  • 8MPカメラ

<前面>

  • 1.2MPのFaceTime HDカメラ

ビデオ撮影

  • 1080p HDビデオ(30fps)
  • 720pスローモーションビデオ(120fps)

オーディオ

  • ステレオスピーカー
  • デュアルマイクロフォン

通信方式

  • Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)
  • Bluetooth 4.2
  • 4G LTE対応(Wi-Fi + Cellularモデル)

SIMカード(Wi-Fi + Cellularモデル)

  • nano-SIM(Apple SIMに対応)
  • eSIM

センサー

  • Touch ID
  • 3軸ジャイロ
  • 加速度センサー
  • 気圧計
  • 環境光センサー

バッテリー

  • 最大10時間のインターネット利用とビデオ再生
  • モバイル通信で最大9時間のインターネット利用(Wi-Fi + Cellularモデル)

OSとアプリ

  • iPadOS 14
  • カレンダー、メール、マップ、写真、Safari、TVなどの内蔵アプリ
  • Pages、Numbers、KeynoteなどのApple製無料アプリ

拡張性

  • Lightningコネクタ(充電にも使用)
  • Apple Pencil(第1世代)に対応
  • Smart Keyboardに対応

5
携帯に最適!持ちやすいiPad mini

iPad miniは、2012年にはじめて登場した小型のiPadです。
片手でも持ちやすいサイズと、本体の軽さが魅力です。

最新版は、2019年3月に発表された第5世代となっています。
まだiPadOSが存在していなかった時期なので、初期搭載のOSはiPhoneと同じiOS 12.2でした。
といっても、iPadOS 14にも対応しており、最新の機能を利用できる現役モデルです。

電子書籍リーダーとして人気

本体が軽くて小さいことから、iPad miniは電子書籍リーダーとして人気の高いシリーズです。
解像度の高い7.9インチのRetinaディスプレイには、300万を超えるピクセルが詰め込まれています。
文字も画像も細部までシャープに映し出されるので、小説からマンガ雑誌まで読みやすい表示が可能です。
さらに、反射防止コーティングや、周囲の明るさにあわせてホワイトバランスを自動調節する「True Tone」といった、目に優しい特徴も備えています。

メモやスケッチにも便利

iPad miniは、Apple Pencilを使ったタッチペン操作にも対応しています。
持ち運びやすい手書きメモとしてはもちろん、スケッチブックのような使い方も可能です。
グラフィック処理能力に優れた「A12 Bionicチップ」を搭載しているので、アート制作にも十分なパフォーマンスを発揮します。

iPad用キーボードには非対応

iPad miniで本格的なタイピングが必要な作業をするときには、外付けのBluetoothキーボードを使用します。
Mac用キーボードも接続できますが、ほかのiPadのように本体にフィットする純正キーボードはありません。

iPad miniのスペック

iPad miniの最新モデル(第5世代)の主な仕様は、次のようになっています。

カラーバリエーション

  • シルバー
  • スペースグレイ
  • ゴールド

ストレージ容量

  • 64GB
  • 256GB

サイズと重量

  • 幅134.8mm×高さ203.2mm×厚さ6.1mm
  • 300.5g(Wi-Fiモデル)
  • 308.2g(Wi-Fi + Cellularモデル)

ディスプレイ

  • 2,048×1,536ピクセル、326ppiの7.9インチRetinaディスプレイ

チップ

  • A12 Bionicチップ
  • Neural Engine

カメラ

<背面>

  • 8MPカメラ

<前面>

  • 7MPのFaceTime HDカメラ

ビデオ撮影

  • 1080p HDビデオ
  • スローモーション(240fps)

オーディオ

  • ステレオスピーカー
  • デュアルマイクロフォン

通信方式

  • Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)
  • Bluetooth 5.0
  • 4G LTE対応(Wi-Fi + Cellularモデル)

SIMカード(Wi-Fi + Cellularモデル)

  • nano-SIM(Apple SIMに対応)
  • eSIM

センサー

  • Touch ID
  • 3軸ジャイロ
  • 加速度センサー
  • 気圧計
  • 環境光センサー

バッテリー

  • 最大10時間のインターネット利用とビデオ再生
  • モバイル通信で最大9時間のインターネット利用(Wi-Fi + Cellularモデル)

OSとアプリ

  • iOS 12.2(iPadOS 14に対応)
  • カレンダー、メール、マップ、写真、Safari、TVなどの内蔵アプリ
  • Pages、Numbers、KeynoteなどのApple製無料アプリ

拡張性

  • Lightningコネクタ(充電にも使用)
  • Apple Pencil(第1世代)に対応
  • Bluetoothキーボードに対応

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「セルラーモデル」と「Wi-Fi(ワイファイ)モデル」

iPadの各シリーズには、

  • セルラー(Wi-Fi + Cellular)モデル
  • Wi-Fiモデル

の2つの種類があります。

セルラーモデルとは、iPhoneなどのスマホと同じようにモバイル通信ができるモデルのことです。
ただし、iPadは通話機能をもっていないので、スマホの代わりとして使えるわけではない点には注意しましょう。

一方、Wi-FiモデルはWi-Fi接続のみをサポートしています。
インターネットを利用するには、インターネット接続済みの別の機器にWi-Fi経由でつながなければなりません。
その分、セルラーモデルより価格は安くなっています。

外出先でもiPadでインターネットを利用するには、通常はセルラーモデルを購入して携帯電話会社と契約する必要があります。
しかし、iPad本体の価格がやや高くなるうえ、毎月の通信料も気になるところです。
セルラーモデルでもWi-Fi接続は可能なので、なるべくWi-Fi経由でインターネットを利用するように気をつければ料金を抑えられるかもしれません。

自宅や職場などではWi-Fiルーター、外出先ではWi-Fiが使えるカフェなどを利用するのも効果的です。
もちろん、WiMAX(ワイマックス)などのモバイルWi-Fiユーザーなら、すでに利用中の機器と同じようにiPadからもインターネットを使えます。
その場合は、価格の安いWi-Fiモデルを選んでも不便に感じることは少ないでしょう。

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結局どれがおすすめ? 自分にピッタリなiPadの選び方を紹介! 

iPadはシリーズごとに特徴が異なり、価格にも差があります。
一番ハイスペックなiPad Proを買うことが、常に最適な選択とは限りません。
後悔しないためにも、やりたいことや利用シーンにマッチした機種を選ぶのがおすすめです。
ここからは、自分に適したiPadの選び方をいくつか紹介します。

発売時期で選ぶ

iPadの新機種は定期的に登場しますが、毎回全シリーズが刷新されるわけではありません。
そのため、上位モデルを選んでも、タイミングによっては話題の新機能が搭載されていないこともあります。
iPadを選ぶときは、各シリーズの最新モデルがいつ発売されたものなのかを、把握しておくとよいでしょう。

 
発売時期
iPad Pro(12.9インチ・第5世代) 2021年5月
iPad Pro(11インチ・第3世代) 2021年5月
iPad Air(第4世代) 2020年10月
iPad(第8世代) 2020年9月
iPad mini(第5世代) 2019年3月

性能で選ぶ

性能を重視するなら、iPad ProかiPad Airを選ぶのがよいでしょう。
パソコンにも引けを取らないスペックがあるので、仕事にも遊びにも高いパフォーマンスを発揮します。

特にiPad Proは、Apple M1チップや超広角カメラ、リッチなオーディオなど装備もワンランク上の水準となっています。
最大2TBまで搭載できるストレージは、映像制作などの用途にも余裕の容量です。
セルラーモデルでは、現時点ではiPad Proのみが5Gの通信に対応しています。

画面の広さで選ぶ

絵を描いたり音楽を制作したりといった、クリエイティブワークを快適にこなすには、画面の広さも重要になってきます。
4つのシリーズ中で、もっとも大きなディスプレイを搭載しているのはiPad Proです。
まずはiPad Proの2つのモデルを比較して、自分の作業にはどれくらいの大きさが必要かイメージしてみましょう。
手に持って使う場面が多くなりそうだという人には、軽量で画面がひとまわりコンパクトなiPad Airもおすすめです。

キーボードとタッチペンで選ぶ

タイピング作業が多い人には、キーボードが使えるかどうかが重要でしょう。
Magic Keyboardに対応したiPad ProかiPad Airを選べば、トラックパッドがついたノートパソコンのような使い勝手が手に入ります。
この2機種では、第2世代のApple Pencilも利用可能です。
第1世代から細かな点が改良されており、取り回しがしやすくなっています。

価格で選ぶ

スペックよりも価格を優先する場合は、iPadが一番リーズナブルです。
ゲームやSNS、動画の視聴といった趣味・娯楽が中心なら、十分な性能を発揮します。
重量はほかのシリーズより少し重いですが、家の中で使う分には困らない程度でしょう。
折りたたみ式のSmart Keyboardにも対応しているので、タイピングが必要な文書作成などにも対応できます。

価格が安い分、容量についてはiPadがもっとも少なくなっています。
使い方にもよりますが、32GBでは少し心許ないかもしれません。
より本格的なゲームや動画編集などの用途には、128GBのモデルも検討してみるのがおすすめです。

持ち運びやすさで選ぶ

持って出かけることが多いなら、重量の軽いiPad AirかiPad miniがおすすめです。
特にiPad miniは軽量・コンパクトで、片手でも持ちやすいサイズです。
移動中に読書をしたり、Apple Pencilでメモを取ったりするのに便利でしょう。

ただし、iPad miniには折りたためる純正キーボードがありません。
キーボードを一緒に持ち歩きたい場合は、コンパクトタイプのサードパーティ製品を探してみるとよいでしょう。

見た目で選ぶ

iPadは、どれを選んでも日常的な用途には十分なスペックがあるので、見た目を重視して選んでみるのもよいかもしれません。
カラーバリエーションは、シリーズごとに異なります。
最新モデルでは、iPad Airがもっとも多い5色をラインナップしています。

また、各シリーズの画面の形もぜひ見比べてみてください。
ベゼル(画面の周囲のフチの部分)の大きさに、微妙な違いがあることに気づくでしょう。
iPad ProとiPad Airの2機種はベゼルが狭く、ディスプレイの四隅が丸みを帯びたデザインになっています。
iPadとiPad miniの2機種はベゼルが大きく、ディスプレイの四隅は角張っています。
この違いが性能に影響を与えることはありませんが、気に入って使い続けるためにも好みのほうを選んでみてはいかがでしょうか。

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まとめ

iPadには4つのシリーズがあり、プロ向けからホビーユースまでさまざまな用途をカバーしています。
シリーズごとに価格と特徴が異なり、スマホのようにモバイル通信が可能なセルラーモデルも用意されています。
純正のキーボードやタッチペンと組み合わせれば、ノートパソコンやスケッチブックのような使い方も可能です。

利用シーンなどをイメージすれば、最適なiPadを見つけることは難しくありません。
ぜひ自分のスタイルにあったピッタリの1台を手に入れてみてください!

※公開日時点の情報のため、お申込みの際は実際のお申込みページの情報をご確認ください。

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この記事の監修者

野口 圭一

GMOインターネットグループ株式会社
とくとくBB事業部所属

プロバイダーサービス「GMOとくとくBB」事業責任者/ネット回線の専門家

10年以上にわたりGMOとくとくBBで販売しているインターネット回線全般のマーケティングに携わっており、モバイルWi-Fiから光回線・固定電話回線まで取り扱っているため、通信業界の幅広い知見がある。

現在はGMOとくとくBBの事業責任者をしながら、インターネット回線のスペシャリストとして当サイト「Smafi(スマフィ)や回線系WEBメディア「とくとくBB通信」などさまざまな媒体の監修で活躍中。